『慰安旅行』


Original text:スマッシッホークさん


三日目

朝から加持は機嫌が良かった。何故なら外は雲ひとつない快晴で、午後も天気予報によれば引き続いての快晴。つまり絶好の撮影日和なのだ。嬉しくてしょうがないといった感じで「よう、おはようミサト、今日もいい天気だよな」と、食事に降りてきたミサトに挨拶をした。
挨拶されたミサトだったが少し不機嫌そうな面持ちである。ホワイトのタンクトップシャツに、ジーンズ生地を太腿部分からカットしたホットパンツ。いかにも活動的で涼しげな格好だ。むすっと「……加持君…おはよう。ったくアンタはいつも無駄に元気よね……」と挨拶を返す。

「ん?どうした?ミサトらしくない感じだな?ミサトこそ元気が取り柄だろうに」
「ん〜なんかさ、なんだか身体が熱っぽい感じでね。ちょっち調子が悪いのよ……」
「…風邪か?また腹出したまま寝たりしたんじゃないだろうな?」
「くっ、ちょっと加持君、失礼な事言わないでよ!子供じゃないんだからさ!」

元気のない感じのミサトを不審に思った加持がその訳を問い質すと、熱っぽく調子が悪いと言う。じろりとミサトを一瞥し、寝相が悪いんじゃないかとからかうと、案の定ミサトは食って掛かってくる。だがそれは加持にとって予想の範疇であった。そんな反応を期待してミサトをからかったのだ。だから「それは失礼、失言だったな。……で、どんな感じなんだ?今日こそは撮影といきたいんだが、いけそうか?」と軽くかわし、一連の挨拶を終わらせて本題に入る。重要なのはミサトをからかうことではなく、アスカの体調を知る事なのだ。

「……アタシはマネージャーだから多少調子悪くても問題ないわ。……ただね、アスカもちょっと熱っぽいみたいなのよ……」

そしてミサトは自分は大丈夫だと答えたのだが、タレントであるアスカも調子が悪いと言う。主役はアスカだ。それは聞き捨てならないと「そうか…そいつは心配だな」と、加持はミサトに答えた。そこでそう言えばまだアスカには挨拶していなかったなと気付き、「ああ、悪い、おはようアスカ。どうだ?いけそうか?」と挨拶をし、身体の具合を心配した。

「おはよう加持さん、ちょっと熱っぽいけど大丈夫。たいした事ないわ。今日はグラビアもDVDもいけるところまでやる予定なのよね?」

ところがアスカは案外平気な様子だった。ミサトとは違う水色のカットソーに薄いブルーのホットパンツ。活動的な格好で、本当に調子が悪いのなら、いくら暑くてもこのような薄手の衣装になど出来ないと加持は思う。それどころか仕事に対して意欲満々だ。強がっているだけかも知れないが、それだけの元気があれば、撮影は成功するだろう。

「ああ、天気は水物だからな、明日以降も晴れるって保証もないしいけるところまでいきたい。それに早く撮影が終われば残りは遊びに当てる事も出来る。アスカにしたって悪い話じゃないだろ?」
「うん、だから大丈夫よ、いけるところまでいきたい。出来るならもう一度スクーバに行きたいしね」

ただアスカにやる気のある理由は早く終わらせて遊びたい。反りの合いそうもないスタッフと早く別れたいと言うものではあった。

(……ミサトは平気みたいだけど…アタシはもうスタッフとは付き合いたくない。どの道やらなきゃいけないなら、早く終わらせた方が良いに決まってるわ。っあんな尖ったビンを使おうとするなんて!いくらお酒に酔っていたっていっても危険よ!同じ空気なんて吸いたくもないんだからッ!)

そしてそこでケンスケが会話に参加してくる。挨拶する機会を窺っていたのだ。加持とアスカの会話が終わったとみて「おはようございます、葛城さん」、そして「アスカもおはよう!俺、頑張るからさ!今日はよろしく頼むな!」と挨拶した。するとミサトもまた「おはようケンスケ君」と、アスカが「…おはようケンスケ」と挨拶を返す。

「ところでアスカもミサトも髪に珍しい髪留をしてるよな?それって昨日買い物してきたのか?」

 バイキング形式だったので各自が皿に食事を盛り、それで全員が揃うと加持が朝から疑問だった事を口にした。かなり大きい髪留で楕円を細長くしたような形状。それをコメカミから五センチほど後ろに取り付けており、髪にも隠れず、はっきり言えば目だっている。

「え?そうよ加持君、露天で見つけたんだけどね、気にいったからアスカと二人で着ける事にしたの。似合ってるでしょ?」
「うん!アタシも凄く気に入っちゃってさ!アタシがレッドでミサトがホワイト、似合ってるでしょ?」

少し難しい顔をした加持は「ああ、二人とも良く似合ってる。ただな、目立つだけに撮影ではどうするのかと思ってな」と答えたのだが、「ええ〜〜、このまま撮れば良いじゃないの!」とアスカにへそを曲げられ困ってしまった。

「そう言われてもな……まあ似合ってるとは思うが、俺の指示に従って外してもらう事もありうるって理解してくれよ?」
「うぅ〜〜、ま、しょうがないか……それでいいわ」

結局アスカが妥協してその場はおさまる。撮影の合間につける事には問題ないし、ヘッドセットをつけたままでも何枚かは写真を撮ってくれると、そう加持は約束してくれたのだ。そしてそのまま打ち合わせしながら食事をし、食事が終わっていよいよ撮影は開始される事となった。



◆ ◆ ◆



撮影を終わらせ、夕食を食べ、浴室を使うとあとはもう寝るだけとなる。明日の準備といっても取り立ててすることも無い。アスカとミサトは今日一日を話題にしていた。

「ねえミサト、なんか今日は順調すぎて怖い位だったわよね?色々あった不安は何だったのかって位。加持さんはその気にさせるのが上手いし、ケンスケにしたって邪魔はしてこなかったわ。グラビアの時に何枚か撮っただけで、それも加持さんに便乗してよ?ちゃんと断ってから撮ってきたし、スタッフ連中も妙に礼儀正しかったわ。触られるのが嫌だったからやんわりメイクを拒否したんだけど……それでも笑って許してくれて。化粧品渡して、やり方を教えてくれて……。駄目元だったんだけどね、こんなプライドを否定するような事まで許してくれたの。それで許してくれる気になったらやらせて欲しいって頭まで下げてきて。……一体どういう事かしら?」
「結構な事じゃない、親切にしてくれてる分にはさ。それに土下座したくらいだから連中も反省したのよ」
「…うん……だったら良いんだけどね……」
「加持君はまだ色々撮りたいみたいだけどね。船に乗ってるところとか、朝日をバックにだとか、出来れば一雨きて虹をバックにだとかさ。でも、それさえ気にしなければグラビアもDVDも出版するに充分な量が撮れたわ。これなら2,3日遊べるかも知れないわよ?」
「…そうなんだけどね、これまでトラブル続きだったから何か揺り戻しがありそうだと思わない?」
「…考えすぎじゃない?よくよく考えてみれば加持君、この仕事が失敗すれば大損こいちゃうんだから、そりゃ真剣にもなるし、スタッフだって必死になって取り纏めるわよ」
「……そうかなあ……まあ逆の場合より遥かにマシなんだけど……」
「大丈夫、大丈夫、アスカはこのまま頑張っていれば良いのよ、気にしたって仕方が無いでしょ?」

撮影環境が大幅に改善された結果グラビアもDVDも順調に撮影が出来、アスカは嬉しいながらも漠然とした不安を。ミサトは単純に喜んでいた。

「ところでミサト…いつもの寝る前のえびちゅはしないの?風呂上りの一杯は格別だっていつも言ってるじゃない。珍しいわよね?」
「……そんな人をアル中みたいに言わないでよ。アタシだってね、ロケが始まれば我慢くらいするわよ」
「ふ〜ん、そう?ここに来る前二日酔いで唸ってたとは思えないわよね?それでもえびちゅを手放さないのがミサトだと思ってたんだけど……」
「…………」

話題に困る事はない。じゃれあって話す。ただそれだけで話の種など幾らでも涌いてくる。何時ものように二人はおしゃべりを楽しんでいた。


「……いやはや…女三人寄れば姦しいとは言うが、アスカとミサトなら二人で充分だな。よくまあ話題が尽きないもんだ……」
「平和でいい事じゃないですか。あと少しだから楽しませてあげましょう」
「まあな、あと一時間ってところか。……しかしアスカはともかくとしてだ。ミサトは白のヘッドセットって失敗だったか?くくっ、黒髪に白だし、結構大きいからかなり目立ってる。歳を考えるとかなり苦しいコスプレって感じだな、よくまあ不思議に思わんもんだ」
「いやいや加持さん、それだけリツコさんたちの腕が良いって事じゃないですか!くくっ、でも確かに笑いを堪えるのが大変ですけどね」

調度その頃、ケンスケと加持は地下の指令室にいた。つい先ほどまでリツコ、マヤ、と共に打ち合わせをしていたのだ。彼女達は今、プログラムの打ち込みやMAGIの調整などで忙しく動き回っているが、手の空いている加持とケンスケはアスカたちを隠しカメラで監視しつつ、批評して笑っているのだ。

「ま、確かにそうだな。じゃあ俺は連中のところに行くから、ケンスケもそろそろ戻るようにしろ。お姫様は出迎えてやらんと失礼に当たるからな」

加持はニヤリとケンスケの肩を叩き、そして中間管理職はつらいと笑いながら部屋を出て行く。ゼーレ派遣の男達のところへ行き、彼らの要望を聞いて打ち合わせをする必要があったからだ。

残されたケンスケは冷えてしまった珈琲を飲み干し、さて自分も部屋に戻るかと考えた。と、そこでふとモニターの一つが目に入り、邪悪な笑みを浮かべる。そこに映っていた映像は昨日、正確に言うなら昨日から日付が変わってからの映像で、アスカとミサトが映っていた。

(……くくっ、しかし本当にスゲェよな……)

映像の彼女達は全裸で椅子に座らされていた。昨日と同じく両手、両脚を拘束されて、虚ろな瞳に半開きの唇。大きく違うのはアスカはクリトリスの部分に針を打たれ、ミサトは両乳首に複数の針を打たれている事だろう。そして計測機器として何本ものコードが乳房に張り付き、膣穴や直腸へも差し込まれていた。計測機能付きは変わらないが、膣穴と直腸へのバイブは極太へと変えられて両穴に捻じ込まれている。
バイブはうねうねと複雑に蠢き、振動をし、また電流を流したりと止まる事はない。その為に彼女達は絶えず股間をもぞもぞとさせ、時折りビクッと硬直したりしていた。

(……リツコさんに感謝だな。お陰でアスカの処女を俺が頂けたんだからな……)

 実はケンスケ、シンジが奥手である事からアスカが処女である可能性が高いと指摘し、出来る事なら処女を奪ってやりたいと肉体改造を抑えて貰っていた。リツコはどのような処女喪失が一番屈辱で効果的か、どのような方法なら笑えるかを考えた末にケンスケの希望を了承。お陰でケンスケはアスカの処女を、器具ではなく、加持でもなく、もちろんシンジでもなく、奪う事に成功したのだ。

(…くくっ、これからが本当の始まりだ、本格的な肉体改造はこれからだぜ?二人ともメス豚に相応しい身体に改造してやるよ……)

つい先ほどまで打ち合わせていた事をケンスケは思い出す。打ち合わせではこれまでの洗脳状況の確認と、今後の方針が話し合われていたのだった。


「……さて、施した処理の説明と現状、これから如何にしてアスカとミサトを洗脳していくか、打ち合わせをするわね?…まずは私から報告するけど、昨日の処置の段階で洗脳状況は30%ってところね。これを100%にするのが最低限の目標。今着けさせてるヘッドセットに補助をさせて、大幅な洗脳期間の短縮を可能とさせる。そして洗脳の最終段階でヘッドセットを合図に新しい人格に生まれ変わらせる。これが今回の実験の目的って訳。新しい人格への適応状況って意味合いから洗脳状況をシンクロ率って表現するわ。相田君、覚えておいて頂戴」
「!は、はい、リツコさん!」
「よろしい、続けるわ。…で、昨日の実験については当然ながら全ての記憶を封印済み、正確に言えば午後10時から翌日6時までの記憶を封印したって事。調整があるからそのままの時間ではないけどね。そして昨日の事は疲れからそのまま休んで、そのまま何事も無く起床したと思い込んでいる。それから暗示については既に幾つか施し済み。例えば昨日の記憶だけど、ヘッドセットを露天で買ったって記憶を植えつけたり、寝る時でもヘッドセットを着けるのが当たり前だと思わせたりね」
「…………」
「ああ、それと洗脳状況の確認に名前の呼び方も変えさせたわね。相田君、アスカもミサトも、何も不思議がっていなかったでしょ?加持君が“葛城”から“ミサト”に変えても、“惣流さん”から“アスカ”に変えても、相田君だって“惣流”から“アスカ”に変えたけど不思議に思っていなかったでしょう?」
「!あ、はい、惣流、…いやアスカですね、まったく不思議に思っていなかったし、俺の事も普通にケンスケって呼んでました」
「ふふっ、そうね。どうしたって個人差があるから最初の内はそうやって確認していく必要があるのよ。ふふ……っ、これで実験は順調に進んでいる、洗脳は成功するって確信がもてたわ」
「…………」
「続けるわね。まずは表向きの撮影を終わらせる必要があったんだけど…加持君、今日一日でネルフ提出用への写真や映像は撮り終えたのよね?」
「ん?ああ、グラビアもDVDも撮影は終わらせた。写真集やイメージDVDを作るのに何の問題もないよ」
「……そう、なら良いわ。これで個人差の確認も済んだ事だし、計画通りに進捗させる目処が立った。本格的に実験が進められるわね。……相田君、アスカとミサトへの肉体改造を大幅に強化するわよ。希望通りにアスカは肉豆、ミサトはオッパイ。…それで構わないのよね?」
「!は、はい、それでお願いします!」

モニターから目を離してケンスケは回想を打ち切る。これから部屋に戻り、アスカが訪ねて来るのを待たなくてはいけないのだ。



◆ ◆ ◆



トントントンとノックの音が三回。そして「相田君、いるんでしょ?」とミサトの声。リビングにいたケンスケは「開いてるぜ、入って来いよ」と返事をした。するとガチャリとドアが開き、全裸にヘッドセットのみ身に着けたミサトが「相田君、慰安に来たわ」と入ってくる。そして続いて「…ケンスケ、慰安に来たわ……」と、こちらも全裸にヘッドセットのみのアスカが入ってきた。
 ミサトは何も隠す事なく堂々と。しかしアスカはもじもじと胸と股間を隠し、そっぽを向き、顔を真っ赤にしているのが好対照だ。

(く〜っ!スゲェぜ!コイツらホントに全裸でやってきやがったぜ!……くくっ、わかっていた事とはいえ、やっぱり感動モノだぜ!)

 ソファに座っていたのに思わず身を乗り出し、全裸の二人を凝視してしまう。二人ともそれぞれに魅力があって素晴らしい。

「っお、おい!考えてみれば全裸ってのは始めてだよな?ア、アスカ!オマエも身体を隠すのをやめろ!」

ミサトはにこにこ微笑みながら姿勢を正して直立不動となり、アスカは「くううっ」と呻きながらしぶしぶ身体を隠していた腕をどかしていく。

(くくく……ミサトのヤツ“気をつけっ!”て感じで指先まで伸ばしてやがる。…で、アスカだが……くくっ、顔を真っ赤にしてうつむいて堪らんぜ!いかにも早く隠したいって感じで指先をピクピクさせてるんだからな!)

やはりミサトは乳房の大きさが際立っていた。お尻もどちらかと言うと大きめで、肉感的といった印象を受ける。大きいとは言っても垂れるなどとんでもなく、ツンと上向いている半球型の乳房に桜色の小さな乳首。お尻もツンと上向きで張りがある。白い肌がまぶしい。
 対してアスカだがスレンダーといった印象。もちろん出るところはしっかりと出て、折れそうなほど細い腰。ミサトに輪を掛けて白い肌は白磁と言うに相応しい。釣鐘型の乳房に控えめななピンクの乳首、お尻が上向いているのは言うまでもない。

(……確かミサトは身長が163センチでB90W58H90のEカップ、…アスカが157センチでB82W55H83のCカップだったか?)

 やはりモニター越しとでは大違い、生で見ると感激もひとしおだと思いながら、ケンスケは二人の裸体を堪能する。昨日も見たとはいえ部分部分で全体では初めてなのだ。と、そこで気付いた。ミサトは微笑んだままだが、アスカは恨めしげにケンスケを睨んでいる。

「……あ、ああ、二人とも慰安に来たんだよな、ご苦労さん。っ…と、ミサト、悪いが加持さんが呼んでるぜ?下で待ってるはずだから降りていってくれ」

 冷静さを取り戻したケンスケはどっかりソファに座り直してミサトに指示をする。今日のケンスケはアスカのみを相手とするつもりなのだ。

「わかったわ、階段を降りてロビーに行けば良いのね?」と確認をしてくるミサトに、ケンスケは「ああ、早く行ってやれ」と追い出す。それで部屋にはアスカとケンスケが残された。
 身体を両手で出来る限り隠し、それでも苦々しげにケンスケを睨みつける。非常に色っぽく、しかしながらケンスケは噴出すのを懸命に堪えなければならなかった。なにしろ全裸のままに連れ立って廊下を歩き、慰安と称して性処理をするのが当たり前と思い込んでいるのだ。

「さて、今日の慰安だけどな。今日は天気も良いし、風だって気持ちいい。くくっ、そこでだな……」
「!!!」

 そんなアスカをニヤニヤと笑いながらケンスケは視姦し、それからおもむろに今日の慰安について説明していった。


 ケンスケが今日の調教方針を伝えると、アスカは真っ青となってしまう。だから「っっい、いやよ!そんな事出来る訳ないじゃない!絶対にばれちゃうわよ!!」と必死に抗議をした。余りにも意外すぎ、そして結果を考えると承服などとても出来ないのだ。

「くくっ、そんな事ないって。外って言ってもバルコニーだし、この洋館は岬だからスタッフ以外に人なんていない。あとはアスカが我慢すれば良いだけだろ?」
「っっで、でもでもっ!も、もし不審に思われたらどうするのよ!ばれちゃったらどうするのよ!!」
「くくっ、もしばれたらか?まあそうなったらそうなったで面白いとは思うけどな、大丈夫だって」
「!っ大丈夫じゃないわよ!!も、もしそうなったらア『アスカ!』…タシ……」

だがケンスケはごねるアスカに最後まで言わせなかった。途中で強く、『アスカ』と名前を呼び、黙り込んでしまったアスカに「出来る、…いや、アスカはやりたいよな?」と追い込んでいく。そしてそれでも逡巡したとしても『アスカ』と強く名前を呼べば問題はない。ついに屈服したアスカは「や、やりたいわ……ア、アタシ…バルコニーで慰安をやりたい」と、俯いてしまう。

(くくく……ばれなきゃ良いよなぁ?まあ全てはアスカの我慢次第だ。どうなっても俺は責任なんぞ持てんからな、せいぜい頑張るこったぜ?)

ケンスケはバルコニーに繋がるベッドルームのドアを「よ〜し、それで良い。じゃあいくぞ?」と指し示し、するとすすり泣くアスカが無言で肯く。

アスカのように強気な少女が屈服し、すすり泣くのは非常にそそるものがあるとケンスケは思う。邪悪な笑みを浮かべてソファから立ち上がり、隣まで行って肩を軽く抱き寄せる。するとビクッと身体を一瞬硬直させるが、特に抵抗はしなかった。多分諦めているからなのだろう。

だが抵抗しないアスカにケンスケは物足りないものを感じる。それで余った左手で乳房を揉み、乳首を指で摘み、膣穴に指を入れてみた。

「!くうっ、ふっ、ああっっ!っ〜や、やめなさいよ……」
「ん?何言ってるんだ?これからバルコニーで慰安だろ?だから準備に濡らしてやってるだけだぜ?」

悪戯されるたびにアスカは身体を痙攣させ、思わず甘い吐息を漏らしまう。悔しさと恥ずかしさに力なく抗議してもケンスケは取り合わない。それどころか抗議するとニヤニヤ笑い、指の動きを更に激しく悪戯をエスカレートさせてくる。アスカには唇を噛みながら屈辱に耐え、それでも抑え切れずに喘いで、バルコニーまでの長い道のりを腰砕けに歩くより道はなかった。



◆ ◆ ◆



岬に建つ洋館の景色はまさに絶景と言うに相応しい。海からの潮風が心地良く、眼下にはプライベートビーチとなっている白い砂浜。遠くで、ざざ、ざざざざっと波が打ち寄せる音が聞え、それもまた心地良い。上を見上げれば満月に近い月に満天の星空、それもリゾート地である沖縄の星空はスモッグ一つ無い。豪華な洋館の二階スィートのバルコニー、そこに若い男と若い女が二人きり。考えうる中でも最上に部類されるシュチュエーションだろう。

ただし普通ならばだ。男の格好はアロハにジーンズで、沖縄と言う土地柄から何の違和感も無い。しかし女は全裸なのだ。いくら回りに人影が無かろうと不自然に過ぎるだろう。言うまでも無く男の名前は相田ケンスケ、女の名前は惣流アスカである。バルコニーに辿り着くまで散々に悪戯され続け、アスカは既に身体中が火照って疼いてしまうほど息も絶え絶えとされていた。

「いや〜、夜風が気持ち良いよな?アスカはそう思わないか?」
「っはぁ……はぁ……っ…そ、そうね……ぁ…くふぅ……っ…はぁ……はぁ……」

バルコニーの床にへたり込み、荒い息を整えているアスカだが、ケンスケはそんなアスカの髪をむんずと掴んで注意を引く。そしてそのまま引っ張りあげ、強引にその顔を上向きにさせた。

「!?っつぁっ、い、痛いじゃないのよ!っか、髪を引っ張るなんて止めなさいよ!」
「くくっ、そいつは悪かった。けどな、休まれるとせっかく濡らしてやってもそれが無意味になっちまうんだよな?」

抗議するアスカにケンスケは悪びれる事なく、形だけは謝った。バルコニーに来た目的を考えれば、確かにケンスケの主張は正しい。しかしそれと髪を掴んで引き上げる事とは何の関係もないだろう。だがこれ以上抗議したところで無意味だと、残念ながらアスカには理解出来てしまう。恨めしくケンスケを睨み、続きを話し出すのを待った。

「じゃあアスカ、いよいよ慰安してもらおう。…最初に何をすれば良いかわかるか?」
「!……っくぅっ、…はぁ……はぁ……わ、わかるわ。っ…お、おしゃぶりしてチンポ、勃たせれば良いんでしょ?」
「くくっ、そうだな。昨日ミサトに教えられた事がどれだけ身についたか、アスカ、そいつを確認させてもらうぜ?」
「っ……ぐっ……ぅ……わ、わかったわ……」

ニヤニヤ笑うケンスケに屈服し、アスカはフェラチオを始める事になる。慰安では監督の言う事は絶対、故に代行として全ての権限を持っているケンスケの言葉は絶対。アスカとしてはどれだけ悔しくても拒否する事が出来ないのだ。

(っくぅううっっううっっ!く、くやしいっ!で、でもやらなくちゃいけないっ!い、慰安中のアタシはメス豚なのよ!だ、だからケンスケのチンポしゃぶらなくちゃいけないのよっ!っくううっぅ……、チ、チンカス舐めて味わって!そ、それでビンビンに勃たせなくちゃいけないのよ!!)

悔しくて恥ずかしくて、匂いも味も嫌で嫌で堪らないのに、何故ケンスケにフェラチオしなければいけないのか。どうしても違和感と疑問が沸き起こってしまう。それをアスカは慰安は必要な事なんだから仕方が無い。慰安中の女はメス豚なんだから仕方が無いのだと必死に言い聞かせ、与えられた常識で理性をねじ伏せ、フェラチオする為に昨日の記憶を思い起こす。

(っま、まずはチンポ出さなきゃ話にならないわよね……)

ケンスケの股間の前でひざまずいてカチャカチャとベルトを外し、ジッパーを下ろす。そこでふと視線をあげてしまうとケンスケを目が合ってしまい、ニヤニヤ笑われながら鷹揚に肯かれたのがアスカには悔しい。
表情を隠す為に下を向いてジーパンを下ろし、トランクスも下ろして脱がす。すると半勃ち状態の肉棒がアスカの眼前に表れる事になった。むあっと不快な匂いが広がったので思わず顔をしかめてしまったアスカだったが、ここで止める訳にはいかない。トランクスもケンスケの足から抜いた。そしてこれで準備は終わり、だからこれからフェラチオすると合図をする。アスカは上目使いにケンスケの表情を確認した。

「っくっ……チ、チンポ、勃たせたいから、しゃぶってもいいかしら?」
「くくっ、ああ、始めてくれ」
「!っくうっ…………!」

何とか感情に折り合いをつけ、なるべく平静にと、アスカはフェラチオする事への許可を求めた。だがケンスケはそっけなく端的に、ただ始めろと命令してくる。まるで当たり前だとばかりに。それが何故だかわからないが、アスカには無性に悔しくて堪らない。
慰安する時は奉仕対象者に許可を願い出て許しを得る必要があると、アスカも頭では理解している。だから許しを願い出て、許可を早々に得られたのだから悪い事ではない。むしろ喜ぶべき事である。だがとにかく、何故だかわからないが無性に悔しい。

(っぅぅ……慰安するのにチンポしゃぶるなんて、あ、当たり前のはずなのに……)

しかし悔しがってばかりでは何も始まらない。動かなければケンスケは何か指示をし始め、それはおそらくより屈辱的な事だろうとアスカは予想出来る。
何とか感情に折り合いをつけたアスカはケンスケの肉棒を両手で優しく握り、ミサトに教えられたとおり、まずは亀頭に何度もキスをし、鈴割れにも舌先を入れてほじくる。それから肉幹をべろおっと何度も舐め上げて唾液で濡らす。根元を片手で押さえながらもう片手で皮を剥いて、露出したエラの裏側に溜まった白い恥垢を舌先でつつくようにして舐め取っていき、最後になぞるようにべろおっと恥垢を集めて舐め取る。

(っ…うう……やっ、やっぱり苦いし、そ、それに臭くて堪らないわ……そ、それにチンカスって、にちゃにちゃして歯の隙間に溜まっていくみたい……)

舐め取った恥垢を飲み込む為に肉棒への奉仕を中断し、ごくりと喉を鳴らして飲み込む。そしてホンの一呼吸、二呼吸、息を整えて、んあっと大きく口を開けて肉棒へと唇を被せていき、エラが引っかかるまでに飲み込む。そうして唇をすぼめたアスカは「ずちょっ、ずちょっ」と頭を大きく上下させ始めた。

(……くくくっ、流石はリツコさん、嫌々やっているのに変わりはないが……くくっ、随分と抵抗感が薄くなってるよな?…フェラするのに目を瞑ってないし、チンカスだって結構すんなり食ってる。…で、その事を意識していないってか?)

半勃ち状態だった肉棒はフェラチオによって完全に勃起し、アスカは頭を盛んに振っている。この調子なら直ぐにも射精出来るだろうとケンスケは思う。
だが今日の目的はアスカにフェラチオの再確認させる事ではない。バルコニーにまで来たのは別の目的がある。我慢する事無く、出したくなったら直ぐに射精するべきだとケンスケは考えていた。

「っふあっ、うむぅぅ…じゅるるぅぅっ!っれろれろっ、…じゅちゅちゅっ!っぱあっ、…はぁ、はぁ、…あんむぅ……じゅっ、ぢゅるっ、っべろべろっ!」

ケンスケの表情や口調、肉棒の脈動や睾丸のすぼまりから射精が近いとみて、アスカのフェラチオは熱が入ってくる。

「くくっ、そうだ、その調子でチンポをしゃぶれ!っくっ、手も上手く使って舐めあげながらシコシコやるんだ!緩急をつけて、力加減を考えながらな!くっ、そろそろ出すが、零したら全部舐め取らせるぞ?っっわかったか!?」
「!ぱはあっ!っはぁ、はぁ、わ、わかったわ。っはぁ、はぁ、…れろっ、ちろちろ……じゅっ、ちゅうぅうっ!あんむぅぅ…ぢゅぱっ、ぢゅぱっ、ぢゅぱっぬちゃ、ぬちゃ、ぬちゃ、ぬちゃ、あ、んんっ……っ」

 逼迫しているケンスケは射精が近いと話し、いよいよだとアスカはラストスパートを始めた。ミサトほどのテクニックがないのだから、咥えたままで射精に追い込むのは時間が掛かるかもしれない。ならばケンスケの指示通りに手を上手く使い、それで射精に追い込むべきだろう。
 浅く咥えて亀頭をちろちろ舐め、余分な唾液をじゅるるっと吸い取る。肉棒を咥えたままにぬちゃぬちゃとリズミカルに、唾液と先走り液で泡立っている肉幹を優しく握ったままストロークさせた。

「っっくおっ!出すぞアスカ!全部飲めよ!!」
「!!っちょ、っぶほぉおうっ!?」

限界が訪れたケンスケはアスカの頭を固定し、宣言と同時に喉の奥に肉棒を突き込む。そしてそのまま濃くドロドロの精液を一気に射精をした。

「っげえほっ!げほっ、げほっ、っ……はぁ、はぁ、けほっ、……っ…はぁ、はぁ、はぁ……」

射精されると悟ったアスカはせめて飲み易いような体勢を作ろうと、少し待って欲しいと言い掛けたところで肉棒が喉奥に突き込まれた。そしてそのまま「どぴゅぅぅぅーーーーーーっ」と粘つき濃い精液が大量に射精されたのだから、アスカとしては堪らない。慌てて飲み込もうとしたが喉に絡みつき、しかも「どぴゅ、どぴゅぴゅっ」と追加で喉奥に精液が流し込まれる。

射精して満足したケンスケが頭を離し、それでアスカは身体の自由を回復出来た。だがアスカは、そのまま崩れ落ち、激しくえずいてしまう。

「!っくあっはははっ!っ……くくっ、メス豚らしい顔してるな、似合ってるぜ、アスカ」
「!くっうううっっ………ぅ……!っう、うるざいわね、ぼっといでよぉ!っうっ…うううっ……ぅぅっ……っ」

床に落としたら全て舐め取らせる。ケンスケから宣言されていたアスカは何とか全て飲み込むのだが一部は逆流してしまい、昨日に引き続いて鼻から精液を垂らすはめとなった。なんとか呼吸が平静になりかけ、苦しみを与えてくれたケンスケを睨みつけたアスカだったが、それが情けない顔を晒してしまう結果となってしまう。大笑いされても反論出来ず、アスカは悔し涙を流す。

(ケ、ケンスケがしたんじゃないのよ、……そ、それをメス豚だの、似合ってるだの笑うなんて……くぅううぅぅ……!あ、あんまりじゃないのよ……)

全裸のアスカに顔を拭うものなど何もない。ケンスケの服を使うなど許される筈もない。仕方なく腕を使って涙をぐしぐしと拭い、鼻をすすり上げ、鼻汁ごと精液を飲み込む。口元や鼻の下の精液も反対の腕を使って拭う。それで少し気分が落ち着き、キッとアスカはケンスケを睨んだ。

「くくっ、少しは落ち着いたか?」
「っうう……ぐすっ……ぅ…そ、そんな訳ないじゃないのよぉ……」

気遣う言葉も今のアスカには心に刺さる。しかもケンスケの気遣いには明らかに揶揄が含まれているのだから尚更だ。だがケンスケとしては早く泣き止んでもらわないと少しばかり都合が悪い。何故なら今夜の目的はこれからなのだ。だから現実を教えて強制的に立ち直ってもらう事した。

「くくっ、そうか。だが泣き声だとシンジが不審がると思うぜ?早く泣き止んだ方が良いと思うがな……」
「!!っ……………ぅ……ぐすっ………くぅ、っ……っ」

これからしなければいけない事を思い出し、真っ青になったアスカは現実に引き戻される。冷静さを取り戻し、泣いている場合ではないと気付かされた。ケンスケはセックスしたままシンジと電話し、それで喘いだりしないようにと言い渡していたのだ。

へたって呆然として座り込んでいるアスカに「くくっ、落ち着いたみたいだな。…じゃあ電話を取って来てやるから少し待ってろ」と言い残し、ケンスケは屋内に戻り、携帯電話とヘッドセットマイクを手に戻ってくる。そして「バルコニーの塀に手を付いてケツを突き出せ、今日はその体勢で慰安してもらうぜ?」と、アスカに携帯電話とヘッドセットを投げて寄越す。

「……いいか?このヘッドセットはマイクが顎先に来るように付いてるだろ?…で、このイヤホン、コイツを左の耳に付ける。慰安中の指示は俺が右の耳にささやいてするって寸法だ。アスカ、オマエはただしゃべるだけで電話に声が届く」
「っうっ、くうっ……!わ、わかったわ……」
「それと電話を切るタイミングだがこっちでやる。だから俺も耳にイヤホンをつけてる。オマエは俺が合図したら話を切り上げろ。それまではひたすらケツを突き出してればいい」
「っくぅ……!わ、わかった……」
「よ〜し、じゃあアスカ、ヘッドフォンとイヤホンをつけろ。準備が出来たらダイヤルをプッシュするんだ、シンジに繋がったら始めるからな。……くくっ、シンジが慰安に理解がある保証もない、だからせいぜいばれんようにな?」
「!わ、わかってるわよ!っうう……慰安って厳しすぎるわ……っこ、こんな事をしなくちゃいけないなんて……」

アスカはバルコニーの欄干に手を掛けるとお尻を大きく突き出す姿勢を取り、ケンスケから携帯電話を受け取ると震える手でダイヤルをプッシュする。ダイヤルを済ませるとそれをケンスケへと手渡し、両手を欄干に掛けた。そしてお尻を大きく突き出した体勢とって両目を瞑り、電話が繋がるのをじっと待つ。

(……シンジ……多分まだ起きてるわよね……お風呂に入ってるとかしてくれないかな……)

八回コール音が「トゥルル…………」と聞え、アスカが次で九回目、不在ならどんなに嬉しいかと思い始めた時、「…はい、もしもし」とシンジの声をアスカは聞いたのだった。



◆ ◆ ◆



「っ……も、もしもし、シンジ?ア、アタシよ、アスカ。…い、今何してた?」
『アスカ?何だアスカだったのか!いや、番号非通知だから誰かと思っちゃったよ、それで取るべきかどうか迷っちゃって。……ごめんね、電話取るの遅くなっちゃって、……それで?一体どうしたの?珍しいよね、こんな時間に電話するなんてさ。何かあったの?』
「う、うん、ちょっとシンジの声が聞きたくなったから電話しただけ。…い、今なにしてたの?」
『え?うん、別にこれといって特に何もしてないよ、何時も通り宿題とか予習とかしてたところ。今アスカは沖縄にいるんだよね?グラビア撮影とかだっけ、どんな事してるの?』

非通知の電話に怪しんでいたシンジだったが相手がアスカだと知り、それで明らかに安堵した声で話し出した。アスカは儚い希望がついえてしまった事に落胆しつつもシンジに話を合わせていく。非通知の理由はスタッフから電話を借りた為だと説明し、沖縄の海は奇麗だの、撮影は順調だのと説明する。シンジは番号非通知の理由に納得し、僕も沖縄に行ってみたいだとか、撮影頑張ってるんだね、応援しているよ、だとか話を合わせていく。

(……くくっ、なるほど、プラトニックな恋人同士ってこんな話をするもんなんですかね……)

 そしてケンスケはイヤホンを通じて電話の内容を聞いている。シンジの警戒が薄れてきたので頃合だと判断し、アスカとのセックスを始める事した。

『……それで、アスカ、スクーバしたいって言っていたよね?どんな感じだったの?楽しかった?』
「あ、うん、それ……ひぅっ!」
『!ど、どうしたのアスカ?一体何があったの?』

 欄干に手を掛け、お尻を突き出す格好で電話していたアスカだったが、手始めとしてお尻を撫で回す事からケンスケは始めた。こうなる事は覚悟していたとはいえ、いきなりだったアスカは不意をつかれて思わず悲鳴をあげてしまう。

「っ、あぁん、む、虫がね、足元にいたような気がしたの。ご、ごめんなさい、吃驚させちゃって……」
『そ、そう、吃驚させないでよ……っと、波の音がかすかに聞えるし、外にいるんだよね?虫ってなんだろ?昆虫とかかな?見間違えでハブとかだったりしないといいんだけど……』
「…く、…ぁ……た、多分違うと思うわ…ぁ…ち、小さかったし、昆虫だと思う……」
『?どうしたの?なんか様子が変だけど……』

(……くくっ、虫ねぇ…まあ言い訳としてはありきたりって感じかな?……しかし小さいとは失礼なヤツだ。くくっ……、コイツはおしおき決定だな……)

お尻を撫で回していたケンスケはその愛撫のやり方を少し大胆にしていく。さわさわと撫で回していただけだったのを揉みほぐすようにした。アスカはケンスケの手から逃れたいのだがそれは許されておらず、結果としてお尻をくねくねともじる。
全裸となって両手を壁に付き、頭を低くしてお尻をくねくねともじる。どう見ても誘っているようにしか見えず、ニヤリとケンスケは笑った。

「な、何でもないわ……いきなりだったから……ま、まだ心臓がドキドキしているだけだから……」
『……そう、それなら良いんだけどね……』

充分に尻肉の感触を楽しんだケンスケは覆い被さるようにアスカに乗りかかり、そして愛撫の対象を尻肉から乳房、乳首へと変更していく。

「!っくあっ!〜〜〜〜くふぅぅっ……!」
『!ね、ねぇアスカ!やっやっぱりおかしいよ!いっ、一体どうしたんだよ!』

乳房の愛撫には何とか耐えていたアスカだったが乳首を摘まれ、それをくりっと潰すようにされると耐え切れなかった。低い悲鳴をあげてしまう。

「っだ、だから何でもないわ…っ…む、虫に驚いただけだから……」
『……そう、それならいいんだけどね。……アスカ、もしかしてだけど、身体の調子が悪いの?それだったら今日は早く休んだ方が良いんじゃないかな……』

 不審がるシンジにケンスケは少し遊びすぎたかと反省した。ばれてもばれなくても構わないと思っているが、このままでは挿入する事さえ出来ずに終わってしまう。それではあまりに楽しくないだろう。しばらくはアスカの身体をまさぐるだけで我慢する事にした。両手でアスカの乳房をやわやわとし、腰を掴んでお腹の感触を楽しみ、髪を梳いて感触を楽しむに留める。

「そ、そうかもしれないわね……少し疲れてるのかも……」
『!う、うん、そうした方が良いよ、そんな状態なのに電話してくれるなんて嬉しいけどさ、無理は良くないよ』

だがあろう事か話の流れ上会話が終わってしまう事をアスカは言い出した。これは拙いとケンスケは「(…アスカっ!スタッフがいるって言え!)」と耳打ちした。

「!う、うん、無理は良くないわよね、で、でも大丈夫、じ、実は近くにスタッフの人がいるの……」
『え?ああ、それって電話を貸してくれた人?……それでどうしたの?』

「(…シンジに電話するって言ったら、恋人かって、からかってくるって言え!)」

「!う、うん、シンジに電話するって言ったら、恋人かって、からかってくるの。そ、それで吃驚しちゃって……」
『……そう、からかってくるから吃驚したんだ……。それでどんなことしてくるの?』

「(…わき腹を突付かれるとかそんな感じか?)」

「……そ、そうね、ふざけてわき腹突つかれるとか。……ご、ごめんね、変な声出しちゃって……」
『!ああ、そう言う事か!それならわかるよ!そんな事されたら変な声もあげちゃうよね!そうか、そう言う事か、……あっ、そのスタッフの人ってもちろん女の人だよね?アスカのわき腹突付くなんて、女の人じゃないとふざけてたって失礼な話だしね』
「!う、うん!もちろんそうよ!も、も〜悪戯好きな人で困ってるのよ!」

(……ふぅ、ちと苦しいかもしれんが何とか誤魔化せたか?)

『うん、そんな悪戯好きな人っているよね、いくら止めてくれって言っても止めてくれない困った人が。アスカも災難だよね。……それで何を話してたんだっけ、確かスクーバがどうとかで良かったかな?』
「う、うん、そうスクーバ。そ、そのね…!?っぁ、〜お、沖縄の海って、す、凄く奇麗よ……っくぅっ、ら、ライセンスないから、た、体験ダイビングだったんだけど……」
『……そう、体験ダイビング、…それってどんな事するの?』
「そ、それはね、体験ダイビングって、ホントに初心し…ゃ!?ひぃうっ!っ〜くぅ、ぁ……はぁぁっ……っ」
『!アスカ!?』

ケンスケは覆い被さりながら右手で胸を揉み、潰したりしないものの乳首をくりくり転がし、左手でお尻を撫で回す。そして尾てい骨のあたりから肩甲骨のあたりまでつつつ〜っ、と舌先だけで舐めていく。今まで愛撫には何とか耐えていたアスカだったが、尾てい骨を舌先で舐められ、風で煽られると耐えられなかった。唾液が風で冷やされ、ゾクッと来てしまったのだ。

『……アスカ、その…だ、大丈夫かな?やっぱり調子が悪いんじゃない?』
「!っふっ、〜っぁ……だ、大丈夫よ……そ、それで、た、体験だからね…!?っぁ、〜〜はぁ、はぁ、〜〜っあ、浅い海しか潜らないけどぉ、そ、それでも凄く奇麗なのぉ!」

 背中だけにしていた舌による愛撫の先を、ケンスケはわき腹、壁に手を付き開いてしまっている脇の下、時折りお尻や耳たぶまで拡大していく。そしてその愛撫に怪しいながらも何とか耐えていたアスカだったが、次にされた事には耐えられない。肉棒を股の間に入れられ、素股のようにゆっくりと出し入れを始めたからだ。
それは太腿の間を刺激し、濡れきってしまった秘肉を擦ることとなり、クリトリスも時折り通過して擦っていく。正直もう何時絶頂に達してもおかしくない状況にアスカは追い込まれ、喘ぐのが完全には抑え切れない。息使いも激しくなってしまう。ポタッ、ポタッと愛液の雫が床に落ち続けるほどに濡れてしまったのだ。

『ね、ねぇアスカ、……その……ア、アスカがいたずらをされてたらさ、その…何だかしゃべりにくいし、や、やめてもらう事って出来ないのかな?』
「!っ…ぁ…そ、そうね、で、出来ればそうしたいんだけど…!?っ〜〜ひうっ!っ〜〜く、…ぁ……はぁぁ………ぁあん……ぃ、…ぃぃ……」

(〜〜っ、た、耐えられない!どうしても声をあげちゃう!っくぅ〜〜っ、お、おかしいわよ、なんかもの凄く感じちゃう!ア、アタシってこんなに感じやすかったの!?っ、…ぁ……へ、変な気持ちになっちゃうぅ……)

 そしてアスカは自分の身体に戸惑っている。こんなに感じやすい身体じゃなかったはずなのに一体どうしてしまったのかと。だがそれは当然の事だろう。
 アスカは気付いていないが洗脳暗示と薬、肉体改造によって、これまでと比較にもならないくらい感じやすい身体へと変えられている最中である。
 そんな事を知る由もないアスカはただ戸惑い、そして理由がわからなくとも耐えるしかない。シンジと電話しているのだからばれる訳にはいかないのだ。

『ね、ねぇ、アスカ、や、やっぱりおかしいよ!そ、その、スタッフの人にさ、いたずらやめてもらう訳にはいかないの?』
「っはぁ!っくはぁっ!〜〜っご、ごめん、シンジぃ!そ、そうは言っても聞いてくれないのよぉ!〜〜っはぁあぁん!ご、ごめんねシンジぃ!」
『…………そう……』

(…拙いな……まだ入れてもいないのにばれると面白くないし…仕方ないか……)

明らかに不審がっているシンジにケンスケは困る。ばれるのは構わないが、そうなったとしても出来る限り後回しにしたい。まだ挿入さえしていないのだ。仕方がないとケンスケは、携帯電話の保留ボタンを押す。するとケンスケの耳に保留音が流れてくる。それはシンジも同様でこれで時間稼ぎが出来るだろう。

「……アスカ、喘いだらばれるって言っただろ?それともばれても構わないのか?…くくくっ、まだ入れてさえいないのに喘ぎまくるとはな。もう少し我慢出来ると思ってたんだが、流石はメス豚ってところか?」
「!っはぁ、はぁ……っそ、そんな事言ったって、か、身体が変なのよ!こ、こんなの耐えられるわけないじゃないのよ!」

やれやれと言った口調でケンスケはアスカを馬鹿にするが、それはアスカには聞き捨てならない。理由はわからないがこれだけ敏感な身体で喘ぐのを我慢するなんて、不可能としか思えないからだ。我慢しろと言われてはいたが、無理だと抗議するしかない。

「…そうか、まあ時間がないから端的に言うぞ?取りあえず入れてやるから、それでイっちまえ。くくっ、イく時はちゃんとイくって言うんだぜ?」
「!そ、そんな!まっ…はうううっ!?〜〜くっはあっ、っはあっ!す、凄い!な、なによこれぇ!いい、ぃぃイっちゃうのぉ!!」

アスカの抗議を無視し、ケンスケは肉棒を一気に挿入する。何しろ時間に余裕がないのだ。

「くくっ、まだ入れただけだぜ?っこれから出し入れしてやる!だからさっさとイっちまえ!」
「!はあああぁぁぁぁっ!す、凄いぃぃ!いぃ、イくうぅぅ!いぃ、イっちゃうのぉ!いいぃ、い、イぐぅううぅぅぅぅぅぅっっ!!」

ずんと一気に入れた肉棒はすんなりと肉壷に収まり、その衝撃にアスカはこれまで味わった事のない快感を感じた。濡れきっている膣穴は肉棒を出し入れするのに何の不都合もなくなっており、ケンスケはそのままリズミカルに腰を動かす。疼ききっているアスカは容易く絶頂に追い込まれ、周りに人はいないのだから大声を出すのは当たり前とばかり、誰はばかる事なく「イク、イク」と絶叫し、身体を弓なりにして硬直させ、そして崩れ落ちた。

「……よだれを撒き散らすほど気持ち良かったってか?答えろよ」
「……はぁ、はぁ、はぁ、……き、気持ち良かったわ……」
「くくっ、そいつは良かった。…で、一度イったらすっきりしたろ?これで少しは耐えられるよな」
「!っま、まだ続きをするの!?っだ、だってシンジ、もの凄く不審がってたわ!こ、これ以上は絶対ばれちゃうわよ!」
「そんな事は関係ないな、アスカが我慢すれば済む事だろ?少なくとも俺が出すまで終わりはないよ」
「!そんなっ!む、無理…っあうっくぅっ!」

 へたり込んでしまっているアスカの髪を引っ掴み、ケンスケはアスカを強引に立たせた。身体の向きを海の方へ、つまり欄干に向かって手をつかせる。
それでアスカはお尻を突き出した格好に戻される事になった。

「だからアスカ、そんなの関係ないって言ったろ?それにこれ以上待たせると、シンジのヤツ電話を切っちまうぜ?そしたらそれはシンジがオマエに愛想を尽かしたって事にならないか?」
「!そ、それは……」
「くくっ、どっちにしても同じなら、何とか頑張って我慢しろ。俺を早く満足させればそれだけ早く終わるんだから努力しろ」
「っ…………」
「ん?どうしたんだ?……アスカ、俺はわかったかのかって聞いてるんだ!オマエにはそれしか方法がないって言ってるんだよ!!っこの、っメス豚ッ!!」
「!っわ、わかった!…くぅ…ど、努力するわ……」
「……それで良い。じゃ、始めるぞ?」
「う、うん、わかった……」

手をついたまま振り返り、それでケンスケと話していたアスカだったが覚悟を決めた。正面を向くと呼吸を整える為に深呼吸し、電話が繋がるのを待つ。するとやがて保留が解除され、「っあ、アスカ、やっと繋がった!急に保留にするなんて一体どうしたのさ!」と焦った様子のシンジが理由を問い質してきた。それでアスカは動揺を抑えて考えを纏める為に一呼吸置き、「も、もしもしシンジ?」と話を再開させる。そうしなければならないのだ。

「……ご、ごめん、スタッフの人のいたずらがあんまり酷いから、こ、抗議して止めてもらってたのよ。も、もう大丈夫だから……」
『そ、そうなんだ。い、いきなり保留になって何分も待たされたから焦っちゃったよ!も、もう大丈夫なんだよね?』
「うん……もう大丈夫よ。いたずらは止めてもらったから……」
『……そう、それなら良かったんだけど……そ、それで何処まで話したんだったっけ?え、え〜と、そ、そう!体験ダイビングで浅い所しか潜ってないとか、そ、そんな話だった!ア、アスカ、それでどうしたの?』
「そ、そう、浅い所しか潜っ…はうっ!〜〜はぁ…はぁ…で、でも深い所も潜ってみたくて……っ…ぁ……っ」

(……この動揺具合、……シンジは心配してるだけか?それともばれてるのか?確信が持てなくて必死に否定してるって感じなのか?……さてどうするべきか……)

ケンスケにはシンジの反応が何を意味するのか読みきれない。どうするべきか迷ってしまう。ばれるのは構わないが、それは最低でも射精するまでは勘弁願いたいところだ。しかし今のアスカでは容易くイってしまうだろう。そうなると喘ぎ声も大きくなって「イク」だの「もっとして」だの、下手をすれば「チンポ」だの「マンコ」だのと口走りかねない。

(……となると俺から動くのは駄目だな、予想以上の快感があったらボロが出る。アスカに動かせて、自分で快感のコントロールしてもらうか……)

 方針を決めたケンスケは注送する事を諦めた。少し動いただけでアスカは喘いでしまうのだ。だからケンスケは「(…アスカ、…オマエが動いて俺を射精させろ。くくっ、それまでは終わらんのだから頑張れよ?)」と耳元でささやく。ハッとケンスケに振り向いたアスカだったがコクコク肯き、それでゆっくりとお尻を振り始める。

『…ね、ねぇアスカ!黙ってないで答えてよ!あ、浅い所でどうしたの!?深い所がどうしたって言うの!?』
「っ……ごめんなさい、注意したんだけど、またいたずらされちゃって……そっ、それでね、白い砂が反射して、凄く奇麗なの……それで珊瑚と、ねっ、熱帯魚が一杯で…凄く奇麗。……お、沖縄の海って、深い所でも光が届くから、もっともっと奇麗なんだって……」
『!う、うん、それで?』
「っ、だ、だから、アタシ、〜〜っ沖縄好きになっちゃったわ!だ、だからまた潜って、それでスクーバ本格的にやりたいなって、お、思ったのぉ!」
『!そ、それで?』
「っそ、そうね、手始めにこのロケ中にまた潜るわ、そうしようと思ってる、っシンジは、どう思う?」
『!そ、そうだね……い、いいんじゃないかな?せっかくの機会だから、そうすればいいと思うよ。!っそうだ、マンタを見たいとか言ってたよね?うん、それはどうだった?』

会話の間中アスカはお尻を振り続ける。早く終わらせようと動きを大胆にすると、どうしても喘ぎ声が漏れてしまいそうになる。かと言って動かなければ永遠に終わらないだろう。その狭間、我慢できる限界を必死に探りつつ、アスカはお尻を上下に動かし、左右に振り、膣穴を出来るだけ締める様心掛けてお尻を振り続ける。

(…くっ、必死だなアスカ、…でもこれじゃあ足りないよな、あと一歩ってところなんだが……)

しかしそんなアスカの努力も空しい。ケンスケは左手に携帯電話、自由な右手はアスカの尻肉を撫で回すとしており、身体を支える事はしていない。
故に肉棒と肉壷とで出し入れするような状況となっておらず、アスカが動くだけでは刺激が足りない。視覚で楽しませてもらっているが、それを差し引いても一歩足りなかったのだ。

(…しょうがない、俺も動くとするか……)

ケンスケは止む無く自分も動く事にした。しかし普通の方法では面白くない。携帯電話を持ったまま左手でアスカの腰を抱えて持つ。これでより密着するから刺激が大きくなるはず。そしてケンスケはアスカにささやいていく。

「(…いいか、合図するから、その合図でマンコを締める様にしろ。…出来るよな?)」

 ハッと振り向いたアスカはケンスケを見上げてコクコク肯く。それでシンジと会話を続ける。

「……うん、そう。なんとかライセンスを取って、それで深いところまで、っい、いけるようになれば、確率が高まるだろうって。マンタだって、す、少し怖いけど、鮫とかも見れるだろうって……」
『そ、そうだね、そうなればいいよね。…で、でもアスカ、鮫なんて大丈夫なの』
「っええ、鮫ってジョーズのイメージあるから怖いけど、…じ、実は無害な鮫が殆どなのよ……!?ひぃぃぃっ……!!」
『!アスカ!?』

 ケンスケの考えた合図は単純なものだ。いちいちささやいていては合図として不適当だし、アスカは海の方を向いてケンスケにはお尻を差し出している。
だからスパンキングを合図とした。これならしっかりとアスカに伝わるし、その衝撃で膣穴を締め付けてくれる事だろう。邪悪な笑みを浮かべたケンスケは大きく振りかぶり、パシーン、パシーンと響くような一撃をアスカのお尻に見舞う事にしたのだ。

(っな、なんて合図にしたのよぉ!背中に電流が走るみたいに感じちゃうじゃないのよぉ!が、我慢なんて無理よぉぉ!)

背後の雰囲気でいつスパンキングが振り下ろされるかはわかる。しかし逆を言えばどうしても、今から叩かれる!と、構えざるをえないのだ。

『ね、ねぇアスカ!な、何かパシンパシンって大きな音がしない?い、今なにやってるの?アスカっ、教えてよ!』
「っ〜〜くうぅ……か、蚊よシンジ!蚊が寄って来たから叩いているの!っくっ、ふあっ!ぁぁ……も、もの凄くたくさんいるのぉ!」

アスカの反応が面白いケンスケはスパンキングの強さを高め、そして頻度を上げていく。するとアスカはその度に身体を硬直させて息を呑み、そして膣穴をキュッと締める。ここまで来れば別にシンジにばれたって構わない。ばれるかどうかはアスカの努力次第となるだろう。そしてアスカはシンジに何を問われても「蚊が一杯いる」の一点張り。追い詰められ、それしか言い訳が見つからないのだ。

「っシ、シンジぃ!ふっあっはっ!蚊がっ、蚊が一杯いるわっ!ど、どうしたら良いのシンジィぃぃ!あ、ああんんっっ!蚊が、蚊が一杯いるのよぉぉ!」
『!アスカ?っアスカ、アスカぁ!ど、どうしちゃったんだよ一体!お、おかしいよアスカぁ!』
「っだからシンジぃぃ!くっはああぁっっ!蚊よ、蚊が一杯いるのよぉぉ!はあぁぁあぁぁんんんっっ、っ蚊よ、蚊が一杯なのよシンジぃぃぃ!!」
『アスカ?アスカ、アスカぁ!お、落ち着いてよアスカぁ!!』

 蚊がいると一点張りで支離滅裂なアスカにシンジが焦る。そしてケンスケはここで咄嗟に思いついた。

(っコイツは…っやってみる価値はあるっ!)

 渾身の力を込めてケンスケはアスカのお尻を叩く!

「くっぐはあぁぁぁぁつっ!蚊よっ、蚊がいるっ!っ!?ひぃぎゃあああっぁぁあぁぁっっ!っ蚊がっ!蚊がいるのよッ!ひゃうっいっ!っ蚊がっ!蚊が凄いたくさんいるわ!ッ蚊がっ!?ぎゃいひぐぅううふっつっっ〜〜っ!だ、駄目ッ!もう駄目っ!蚊が…!?っぎぎいぃぃぃっ、い、イぐううううぅぅぅうぅぅぅっっ!!」

 一度目は失敗した。ならばもっと強く叩けば良いと、ケンスケは手が痛くなるほど強烈にアスカのお尻を叩いた。しかしこれも駄目、ならばと更に力を入れてお尻を叩き、その後すぐさまズンと深く肉棒を突き入れた。するとケンスケの狙い通り、アスカはその一撃で絶頂に追い込まれた。快感と痛みの混ぜ合わさった悲鳴をあげ、絶頂の叫びをし、イってしまってそのまま崩れ落ちたのだ。
 
(っやりやがった!く〜っ、コイツ叩かれてイっちまいやがったぜ!)

崩れ落ちたアスカはあまりの痛みと快感から気絶してしまっている。しかも見てみるとちょろちょろと失禁までしている有様。ケンスケはそれを見て大いに満足するのだった。



◆ ◆ ◆



 崩れ落ち、気絶しているアスカをケンスケは起こす。お尻に強烈なスパンキングを一発。それでアスカは痛みにより、覚醒させられた。「ううっ」と呻きながら目を開けたアスカの髪を掴んで振り向かせ、「くくっ、見てみろよアスカ」と、失禁してしまった床を指し示す。何をしてしまったのか理解したアスカは俯いて何も言う事が出来ない。

「…くくっ、理解したか?オマエが漏らしちまった小便だ。またもやお漏らししちまったな?」
「っ………ぅぅ……くふっ、ううう……」
「く〜くっくっ!しかもケツ叩かれてイっちまうなんて、アスカ、オマエってマゾじゃないか?…くくっ、メス豚でマゾ、救い難いと思わないか?」
「っ………ううう……くっ、ううっ、…ううううぅぅ……」

 ケンスケにどれだけ揶揄されてもアスカは言い返す事が出来ない。自分のやってしまった事に絶望し、嗚咽を漏らすしかなかったのだ。
恋人に他の男とのテレフォンセックスを聞かせ、お尻を叩かれて絶頂に追い込まれるところまで中継してしまった。気絶するほど追い込まれた挙句に失禁までする女。これではマゾだのメス豚だの言われても仕方がないだろうとアスカも思う。

(くうっ、ふぅ、ううううぅぅ……ア、アタシ……アタシぃ……っ)

 ポロポロと涙を零し、俯くしかアスカには仕方がない。

「くくっ、だがなアスカ、まだ終わってないんだよ。覚えてるよな?終わりは俺が射精した時だって」
「!くうっ…ふぐっ、………ぐすっ……ど、どういう事よぉ……」

だがケンスケはまだ終わりではないと言う。訳がわからないとアスカはケンスケに問い質した。イってしまった時の事ははっきりと覚えている。大声で「イくぅぅっ!」と叫んでしまったのだ。シンジにもばれてしまった事だろう。シンジが慰安に理解がある保証はない。だからケンスケが射精したら終わりとの条件に意味は無くなり、もうシンジとも終わりだと絶望していたのだ。それなのに終わりでないとはどう言う事か、アスカにはわからなかった。

「くくっ、実はな、アスカ、オマエがイく寸前に保留ボタンを押したんだよ。だからシンジに決定的な声は聞かれていないはずだ」
「!!」
「それにだ、さっきも言ったが条件は変わらないぜ?終わりは俺が射精するまでだ。だから当然続きはやってもらう」
「…………ぐすっ…で、でもぉ!つ、続きなんかやったら、今度こそ絶対にばれるじゃないのよぉ!お、お願い、もう許してよぉっ!!」

 アスカはケンスケの足に縋り付いて許しを請う。

「駄目だ、条件は変わらない。俺を満足させるまでが慰安の条件だ」
「!っ……ううっ………ぅ…ぅうう……くぅ、ふぅ!……うう……」

しかしケンスケの答えは変わらなかった。その場でへたり込み、アスカは嗚咽を漏らす。

(……ううっ……も、もしかしたらって思ったのに……ア、アタシこれからどうすればいいのよぉ……)

泣き崩れるアスカがケンスケには心地良い。復讐心が晴れるのもそうだが、何より嗜虐心が満たされていく。もっともっとアスカに絶望を味合わせてやりたいとケンスケは思う。だからケンスケは「アスカ!!」と強く名前を呼ぶ。するとアスカはビクっと身体を震わせて、恐る恐るケンスケを見上げてくるのだ。ケンスケの魔法の言葉である。

「くくっ、いい加減泣き止め。シンジが待っているぞ?電話を切られたら、それこそ本当に終わりになっちまうぜ?」
「!っ……くぅ、ふぅ、…ぅぅ……ぐすっ……うう…わ、わかった……」

 ごしごしと涙を拭き、懸命に泣き止もうと努力をする。これ以上シンジを待たせたら本当に愛想を尽かされ、電話を切られてしまうかもしれない。泣き声だと不審に思われるに決まっている。そんなアスカをニヤニヤ見つめ、ケンスケは足元に転がっている布切れを投げて寄越す。

「くくっ、涙を拭かせてやるから使えよ。それから涙を拭き終わったらソイツを咥えて喘ぎ声を我慢しろ。俺が射精するまで一切口を開くなよ?」
「!っううっ……こ、これって、っこれってぇっ!!」

 ケンスケが今まで穿いていたトランクスを手に取り、泣き顔でアスカは抗議した。涙を布で拭えるのはありがたい。しかしケンスケが今まで穿いていたトランクスで顔を拭い、それから口に咥えていろとはあんまりだ。情けなさ過ぎるとアスカは思う。
 だがケンスケが許すはずがない。奴隷とは言いつけられた事を素直に実行すべきだとケンスケは考えているのだ。

「……アスカ……」
「!う……くう……ぅう……ぐすっ、っわ、わかったわよ、やるわよぉ……」

低い声で発せられた警告にアスカは屈服せざるをえない。泣きながら渡されたトランクスで顔を拭い、溢れて止まらない涙を拭き続ける。そして何とか泣き止み、止まらなかった涙を拭き終えたアスカはケンスケを睨む。少し感情が収まってきたので、悲しみより怒りが勝ってきたのだ。

「くくっ、おいアスカ!これから恋人と電話するんだ!怒ってないで笑えよ!」
「!!」

 しかしいくら睨みつけられてもケンスケが怖がるはずがない。むしろ何時までその強気が保てるか、保てるものなら何時までも保っていて欲しいものだとさえケンスケは考えている。ケンスケに怒鳴られたアスカは身体をビクッと振るわせた。そして、泣いているような、怒っているような、あるいは情けないと考えているような、そんな複雑な笑顔を浮かべると、手にしているトランクスじっと見つめてから丸め、目を閉じて一気に口に咥える。

「くっ、似合ってるぜ?使用済みのトランクスを咥えるなんざ正しくメス豚だ。…よし、それじゃケツをこっちに向けろ、そんで合図したらトランクスを落とせ、そしたら後はアスカの自由だ。くくっ、そのまま電話を切るもよし、喘ぎ続けてシンジにばれるもよし、好きにしろ」

悔しそうに、情けなさそうに、無言のままに肯いたアスカは海に向って顔を向け、そして欄干に手を掛け頭を下げる。そして繰り返し繰り返し思う存分叩かれた為、熱を持って酷く痛むお尻を大きく突き出し、それでケンスケに振り返ると目で準備が整ったと合図する。それを受けてケンスケは邪悪に「頑張れよ、アスカ」と嘲笑し、電話の保留ボタンを押した。


 時間にして10分近くも待たされたシンジだったが、電話を切らずに待っていた。明らかにアスカはおかしい。心配で心配で堪らなかったのだ。

(ア、アスカどうしちゃったんだろう?一体アスカに何があったって言うんだよ!っそ、それにまるで……っそ、そんなはずいはないよ!あれはそう、…虫!蚊とか虫とか、そ、それでアスカ、パニックになっちゃったんだ!それにいたずらされてたからいつもと違う声だったんだよ!っそ、そうだよね、アスカ、そうに決まってるよね?)

 保留音の陽気なメロディがシンジを更に苛立たせるが耐えるしかない。繋がっていないのだから呼びかけても仕方がない。それでも大きな声で呼び出したい気持ちを抑え、ただひたすら息を呑み、電話が繋がるのをシンジは待つしかなかった。

(っ……ちくしょう!アスカ、早く出てくれよ!いっ、一体何をしているんだよ!!)

そしてようやく待ち望んでいた時が訪れる。保留音が途切れて電話が繋がったのだ。勢い込んでシンジはアスカの安否を確認しようとする。「っアスカ!アスカだよね!?っね、ねぇアスカ!僕の返事に答えてよ!」と、シンジは繰り返す。しかしアスカはシンジに答えようとはしなかった。
電話は確かに繋がっているいるはず。それはかすかに聞える「ざざ、ざざざざ…」波の寄せ返す音からも間違いない。シンジは一心に「アスカ、アスカ!」と呼びかけ続ける。

(…くくっ、必死だねシンジ。…悪いがこれからアスカは俺の性奴隷だ。オマエはアスカが犯されるのを聞いてセンズリでもこいてろ……)

シンジの必死の呼び掛けがケンスケには心地良い。確かにケンスケはシンジに恨みなど持っていない。むしろ好感さえ持っている。しかし同時に鬱屈した感情も持っていた。優等生で女生徒からの受けも良く、スポーツ万能とはいかないがチェロなんぞやっていて、その腕前は全国クラス。そして憧れてもいたアスカを、その彼女としていた碇シンジ。
劣等感を刺激されて、面憎くもあったのだ。そして両想いだった彼女、惣流アスカにこれから中出しセックスをする。これが愉快でなくて何であろうか?

ケンスケはニヤリと笑うとアスカの腰を掴み、肉棒の先で膣口を焦らすようにつんつんと極浅く、軽く、出し入れをし、肉襞もにゅるっ、にゅるっと擦りあげる。するとアスカは時折りピクリと身体を硬直させ、小刻みにお尻を振ってくるのだ。まるでもう待てない、早く入れてと言わんばかりに。

(くっ!ああっ、そ、そんなに焦らすようにされると意識しちゃう!っううっ、シ、シンジが呼び掛けてるの!早く応えないと拙いのよ!っお、お願いっ!は、早くチンポ入れてぇぇぇぇ!!)

そんなアスカの反応をしばらく楽しんだケンスケは一度軽く腰を引き、狙いを見定め一気に肉棒を秘肉の中に突き入れていった。

(!!〜〜っす、凄いっ!い、今お尻から頭まで電流が走ったみたい!っくあっ!?っああっ、はああっっ!ふ、太いっ!ご、ごりごりってぇぇっ!す、凄いぃい!くうあっ!はああっ!いぃ、イっちゃうぅぅぅっっ!っぃぃいぃ、イぐううぅうぅぅぅぅぅっっ!!)

 バルコニーとは言え外で全裸となり、そして恋人の必死の問い掛けを聞かされながらセックス。使用済みのトランクスを咥えて必死に息を殺し、軽蔑しているケンスケと、精液の臭い匂いと涙のしょっぱい味に屈辱の極致でセックス。凄まじいばかりの背徳感に、絶頂に追い込まれたばかりで疼いている身体。とてもではないが今のアスカに耐えられるものではなかった。挿入されてホンの何度かストロークされただけなのに、容易くイかされてしまう。それをアスカは口に咥えたトランクスを噛み締める事で、嬌声をあげてしまうのを耐える。シンジにばれる訳にはいかないのだ。

(くっ!このメス豚め!イっちまいやがったな?だがまだまだこれからだぜ!)

痙攣した後に力が抜けた身体。アスカが絶頂に追い込まれたと容易く看破出来る。だがケンスケはまだまだこれからなのだ。力一杯尻肉にスパンキングをお見舞いし、アスカに渇を入れるとストロークを再開させる。

(!があああぁぁぁぁぁっっ!おぅ、お尻ががぁぁぁっ!お、お尻いぃ、すぅ、凄いのぉぉぉ!っチ、チンポ凄いぃぃぃ!お、お尻いぃぃっ、凄いのぉぉぉ!ひぐうっ!〜〜がっ、ああはあぁぁぁぁつっ!っ……っ)

 お尻を叩くとキュッとアスカは尻肉を窄め、それが肉棒を締め付ける事になってしまう。気持ち良さにアスカの反応が心地良く、ケンスケは大きく出し入れしてはアスカのお尻に渇を入れ、そしてまた大きく肉棒をグラインドさせる。肉と肉をぱんぱんぱんと打ちつけ合う音に、スパンキングのパシーンと大きく響く打撃音。じゅぶっじゅぶっと肉棒を出し入れするくもぐった水音。それをBGMとしてケンスケはアスカを追い込み、同時に自らを追い込む。

(っくくぅぅ!シ、シンジぃ!残念だったなぁ!っくうっ、お、オマエがもたもたしてるから悪いんだぜ!!っくっ、ぐぉっ、〜〜こ、これまでかっ!?)

耳元では「アスカ?アスカぁ!な、何の音?何の音なんだよアスカっ!教えてよアスカぁぁ!!」と、シンジの問い掛け。既に半狂乱で絶叫と言えるほど切羽詰った声になっている。そしてアスカはシンジの絶叫にも背徳感を刺激されてしまう。異常だとはわかってはいるが、身体の芯から高まる快感がどうしても抑え切れない。出来る事はただ歯を食いしばり、それはケンスケのトランクスを噛み締めるという事であり、嬌声を出さないようにするしかないのだ。

(いいぃぃイぐっ!も、もうイぐっ!だ、駄目っ、ま、またイがされちゃうのっ!ぐぅぅぅぅぅっ、も、もう駄目、いいぃっ、い、イっぐうぅぅぅぅぅぅっ!!)

 アスカが身体を痙攣させ、そして背中を弓なりに反らせる。射精するのを必死に耐えていたケンスケはそれを見逃さない。歯を食いしばって一瞬だけ射精を遅らせ、稼いだ時間で腰を引く。そして突き込むと同時に下半身の力を抜く。アスカに「どぴゅゅゅゅゅぅぅぅっ」と、中出しで射精したのだった。

(……ふぅ……ふぅ……ふぅ……ふぅ………ぁあぁぁぁ……ま、また中出しされちゃったわ……熱いのが一杯……赤ちゃん…本当に出来るかもしれない……)

 絶頂に追い込まれたアスカはそのまま崩れ落ちた。ケンスケは射精した事でようやくその細い腰を開放してくれたのだ。耳に聞える「アスカ、アスカぁ!」と言う絶叫を何処か遠くに感じながら、アスカは気だるい身体で余韻に浸る。

(……ふぅ……すっきりしたぜ……くくっ、しかし煩いね、しつこいぜ、シンジ?)

半ば放心状態のアスカは気に留める余裕がないようだが、耳元に聞えるシンジの絶叫。これを放っておく事は出来ないだろう。さて、どう言う結果になりますかね?と胸中で笑い、ケンスケはアスカに合図を送る事にした。ホンの少しだけ考え、アスカの左尻にそれなりの強さでスパンキングを一発。するとアスカはビクッと身体を硬直させると恐る恐るケンスケを振り返った。

(っ忘れてた!シンジ!)

 耳元には今でも「アスカ!アスカぁ!」とシンジが絶叫しているのに何で惚けていたのだろう?そう思い当たって真っ青になったアスカはトランクスをポロリと口から落とす。驚愕で目を一杯に見開き、口からは「つつつっ……」とよだれが垂れる。
 ケンスケがニヤリと笑って大きく肯くと、アスカは慌てて口を拭う。そして目線をヘッドセットマイクのある顎先に向け、ごくりと喉を鳴らし、恐る恐る声を出した。

「……っシ、シンジ?」
『!ア、アスカぁ!い、一体どうしちゃったんだよ!やっと繋がったと思ったら声を出してくれなくて!な、なんか鈍いぱんぱんって音だとか、叩くような音だけ聞えてさ!へ、へんな水音っぽいのも聞えてくるんだよ?い、一体これはどういう事なのか、っ僕にはさっぱりわかんないよ!っアスカぁ、答えてよ!』

 シンジの問い掛けがアスカには痛い。上手い言い訳など、混乱した頭では考え付かない。だがそれでも何がしか答えなくてはいけない。とにかく無言だけは避けなくてはいけないだろうと、それだけは今のアスカでも理解出来た。

「っシ、シンジ、……よ、良く聞いて、あ、あのね……」
「!い、一体どういう事なの?教えてよアスカ!」

 教えられるものならアスカだって教えたい。だがそれは無理な話だ。電話しながらセックスしていたなど言えるものではない。慰安だと言ってもシンジが納得してくれる保証もない。

「っせ、説明する。で、でも、一遍に言われても答えられない。っ一つ一つ、質問は一つ一つにして」

 これまでとは違い平静なアスカの声に、シンジも少し冷静さを取り戻した。聞きたい事などいくらでもあるが、別に質問が一つ一つでも構わないだろう。でも本当に聞いても良いものだろうか?得体のしれない不安を振り切り、シンジはアスカを詰問していく事にした。

「!……っわ、わかったよ。……そ、それじゃあ今どこにいるの?近くに人はいる?」
「っ……す、砂浜よ、そ、それで近くに人はいるわ。さっき言った、いたずらしてくる困ったスタッフ」
「……そう、それじゃあね、その人に代わってもらう事って出来ないかな?今のアスカ、なんだか混乱してるみたいだし……」
「!〜〜〜〜あ、だ、駄目だわシンジ!っその人逃げちゃったわ!い、今、アタシが振り向いたら慌てて逃げちゃった!っだから無理よ!」
「……アスカ、その人ってどんな人なの?随分と非常識な人だよね?いたずらするだけして逃げるなんてさ。……なんて名前なの?お仕事は?」
「っ!〜〜ご、ごめん、撮影助手の人なんだけど、名前まで聞いてないの。で、でも会ったばかりだから詳しい事はわからないけど、や、優しい人よ」

(……くくっ、シンジのヤツ不信感で一杯って感じだな、しっかしいきなりそんなキツイ質問して構わないのかね……)

 憮然とした顔のシンジが容易に想像出来る。おそらくは納得してはいないのだろう。ぶっきらぼうな口調にそれが良く表れているとケンスケは思う。
そしてそれはアスカには痛いほど理解出来るのだろう。苦しくてもとにかく質問に答えようとする姿勢に、それが表れているとケンスケは思う。
しかしアスカは全裸である。それもお尻が痛むので四つん這いのままで片手をお尻、片手を欄干にかけて、大きくお尻を突き出している。股間から精液と愛液をポタポタ垂れ流し。受話器がなくヘッドセットなので、虚空に向って訴えているのだ。その滑稽さにニヤニヤ笑いが止まらない。

「……そう、悪戯好きだけど優しい人なんだね?」
「!そ、そうよ、悪い人じゃないと思うわ……」
「……なるほどね、それじゃあ聞くけどさ、僕が必死に『アスカ』って呼びかけても答えてくれなかったのは何故なの?け、結構な時間呼び掛け続けたんだよ!っそれなのに答えてくれなかったのはどうしてなのさ!そ、その撮影助手の人に何かされてたんじゃないの!?」.
「!……そ、それは……」
「!どうして答えられないのさ!それでなんか鈍い音と、パシーンって響いて何度も聞えてきたのは何の音?み、水音ってなんなのさ!そ、それにね、アスカの鼻息みたいなのがずっとかすかに聞えてきたんだ!まるで何かに耐えるようにさ!そ、その撮影助手の人に何をされてたの?こ、答えてよ!!」

 もう誤魔化せないとアスカは思った。しかしそのまま素直に答えても大丈夫だろうか?ずっとセックスしてて、それで慰安だから仕方がない。だから許して欲しいと言って、シンジは納得するだろうか?

(っ……シンジ……正直に話したら許してくれるの?慰安だから仕方がないよって、笑ってくれるの?……)

 唇を噛み、どうするべきかを考える。その間もシンジは「どうなのアスカ?答えてよ!」と詰問してくるのだ。

(……仕方ないわ……正直に話して許してもらうしか……)

 正直に話そうとアスカは覚悟した。もうそれしか道はないのだろう。釈明すればするほどボロが出てしまいそうなのだから仕方が無い。そう思い口を開き掛けた時

「(…そんなに一遍に言われても答えられない、帰ってから説明するからって言うんだ)」

ケンスケはアスカに耳打ちしてくるのだった。

「!っご、ごめん、シンジ、そんなに一遍に言われても答えなれない。…か、帰ったら話すからそれまで待ってくれない?っお、お願い!」
「!っ…………そう、アスカ、僕の質問には答えてくれないの?」
「!そ、そんな事ない!ただね、一遍に言われても答えきれないって言ってるの!っ帰ったら説明するからっ!だ、だからそれまで待って!」
「…………そうだね、一遍に言われても答えきれないよね。帰ったら説明してくれるんだよね?」
「や、約束する……」
「…わかった、それじゃあ、そう言う事にしておくよ。帰ったら説明してもらうから」
「!!っ…ぁ…………」

電話を切ろうとするシンジに「待ってくれ」と言いそうになるのを必死に堪える。止めたところで釈明を続ける訳にはいかないのだ。

「ツーツーツー」と電話の切れた音を聞き、それでアスカはシンジと終わってしまったと実感した。シンジは「元気でね」「頑張ってね」「お休み」「それじゃあ切るよ」などと、必ずアスカを気遣う言葉を掛けてから電話を切るのが常だった。明らかに納得してない口調で、用件だけ言って電話を切るなんて今まで一度としてなかったのだ。

(っぁ、ぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁっっ!お、終わりよぉっ!シンジにばれちゃったのよぉぉ!ア、アタシこれからどうすればいいのよぉぉぉ!!)

 ポロポロ涙が零れて止まらない。そうなってしまうともう我慢なんて出来なかった。バルコニーの床に突っ伏し、アスカは号泣してしまう。

「っうっ!ううっ!シ、シンジぃ!っシ、シンジぃぃ!しょ、しょうがないのよぉぉ!慰安だから仕方がなかったのよぉぉ!っう、ううううっ……ご、ごめんなさいシンジぃぃ!!」

 そしてそんなアスカをにやにやケンスケは観察し続ける。アスカの嘆きが楽しくて仕方がない。これはケンスケの望んでいた通りの展開なのだ。

(……くっくっくっ、…絶望の真っ最中って感じだよな。…まあいくら鈍いシンジでも感付いた事だろうしな。くくっ、流石に具体的な事まではわからんだろうがセックスか、少なくともそれに類する事を聞かされたって気付いてはいるだろ?帰ってから説明して、それでシンジは納得しますかねぇ?)

アスカは床に突っ伏して号泣を続けている。

(くくっ、それにしても慰安だから仕方がないか……くっ、くあっはははっっ!そ、そうだ、その通りだぜアスカ!慰安だから仕方がないよな!?)

 しかしケンスケとしてはまだ終わらせる訳にはいかない。まだ慰安は途中なのだ。

(くくっ、じゃあアスカ、泣いてるところ悪いがな、仕方のない慰安を続けてもらうぜ?)

 ケンスケは魔法の言葉を唱える。

「くくっ、……っアスカ!!」
「!?」

 するとアスカはピクッと身体を震わせ、そして恐る恐るケンスケを見上げる。涙で顔をぐしゃぐしゃにしたその表情には恐怖が表れていた。

「くくくっ、アスカ、嘆いてるところ悪いがな、慰安はまだ途中なんだよ」
「!っ、ぞ、ぞんなぁ!も、もう許じでよぉぉ!も、もう今日はごれ以上は無理よぉ!お、お願…『アスカ!』……ぅう……」

 眉根を寄せた情け無い顔でアスカはケンスケに懇願した。心が疲れ切っていて気力が沸いてこず、何をするにも今日はもう無理だとしか思えなかったのだ。しかしケンスケはそんなアスカの嘆きを切って捨てる。奴隷が言われた事に逆らうなど許されるはずがない。だから「アスカ!」と強めに名前を呼び、それで身分を自覚させる。するとアスカは顔を青ざめ俯いてしまう。置かれた立場を強く認識してしまうのだ。

「……くくっ、アスカ、今のオマエの身分を言ってみろ。それから俺はオマエの何だ?それも言ってみろよ」
「!ぐぅっ、…ううう……ア、アタシは……ぐすっ、…ぅメ、メス豚よ……」
「その通りだな、それから?」
「…ぅう……せ、精液便器で、…ぐすっ、…単なる穴……」
「…俺は何だ?」
「!…ぁ……メス豚の、か、飼い主様よ……」
「…メス豚は飼い主様の命令をどうするんだっけか?くくっ、アスカ、答えてみろ」
「ぐぅうぅっっ……く、くやしいけど、飼い主様の命令は、ぜ、絶対よ……メ、メス豚は何だってやるわ……」

悲しみを堪え、悔しさを押し殺して答えるアスカに「何だ、わかってるじゃないか!正確に言えば、メス豚は“喜んで”何でもやる、だけどな」とケンスケは破顔一笑する。「ぅう……うっ、ぅぅ……っ」と唸ったあげく、アスカは「そ、その通りよ、メス豚は喜んで何でもやるわ」と答えるしかない。

(くくっ、さて、それじゃあメス豚のアスカさん、喜んでやってもらうとするぜ?)

アスカの回答に満足したケンスケは「その通りだな」と肯き、邪悪に笑って床の一点を指差す。釣られてアスカも視線をずらす事になった。

(!!?っまさか!っそ、そんな事するの?っ……ア、アタシそんなの嫌よぉぉぅ!!)

 そこで見てしまったのは失禁してしまったアスカの小水である。ケンスケにスパンキングされた際に気絶してしまい、その折漏らしてしまったものだ。それをアスカはこれまで意図的に視界から外して見ないようにしていた。量自体は大したものではないが月明かりに照らされキラキラ光っている。

「くくっ、知ってるか?豚ってのは排泄物を食うんだぜ?大好物なんだよ」
「っくうぅぅ……ぅぅ……くっ、ふっ、……う…うううっ……」
「…で、オマエも豚だ。漏らしてしまった小便くらい、舐め取って奇麗にするのが当たり前だと思わないか?」
「っ……ぐうう、ふっ…ア、アタシ、…ぶ、豚みたいに小便舐め取らないといけないの?っくうううぅっ……!そ、そんなの嫌よぉ!許してよぉ!!」

悪い予感の的中にアスカは許しを請う。涙をポロポロ零し、ぼやける視界のままケンスケに視線を合わせ、何度も「許して」を繰り返す。だがそれがケンスケには心地良いのだから、いくら哀願されても意見が変わるはずもない。「アスカ!」と強く語り掛け、奴隷の身分を自覚させるのだ。
するとビクッと身体を振るわせ、泣き止むのを止めたアスカに「くくっ、メス豚なら舐めたくて仕方がないよな?マゾ豚らしい舐め取り方を期待しているぜ!」と、コンクリートに直接舌を這わせて舐め取るように強要する。

(くぅ〜くっくっ、堪らないよな!自分のものとはいえ、いよいよアスカの飲尿デビューだ!)

 すると俯いたまま時折り肩を震わせ、じっと考え込んでいたアスカだったが、やがて蚊が鳴くような小さい声で「…わかった……」と呟く。そして「くっ、ふっ、ううっ、ぅぅううぅぅぅ……」と嗚咽を漏らしながら、のそのそと四つん這いに移動を開始したのだった。


 コンクリートの水溜りを、四つん這いの姿勢でじっとアスカは見つめる。鼻先を水溜り30センチほどまで近づけたアスカだったので、かなりのアンモニア臭を感じていた。肩は小刻みに震えており、「……っ……ふぅっ……っ……うう……っ」と、低い嗚咽をアスカはまだ漏らしている。

(ううっ、な、なんて情け無いのよ、アタシ。…くぅぅっ、な、何も着ないまま四つん這いになって、これからオシッコを舐め取らないといけないなんて……み、惨じめすぎるわよぉ……)

 涙でかすんだ目をチラリと上に向けると、ケンスケがにやにや笑っているように見えた。

(くうっ、……や、やるしかないじゃないのよぉ……)

 にやついて笑うケンスケに、もたもたしていたらまた怒鳴られるかもしれないとアスカは思った。慰安中であれ普通の状態なら、アスカはケンスケに口答えだって出来る。しかし大声だったり、低い声で言い聞かされたりすると、どうしてかわからないが堪らなく怖い。怖すぎて反抗するなど意識の埒外に追いやられ、命令をどう遂行すれば怒られずに済むか、ただそれしか考えられなくなる。覚悟を決めたアスカは目を瞑り、おずおずと舌先を水溜りへ近付けていった。

「うっ………ぺちゃ…ぺちゃ…ぅう…しょ、しょぱいぃぃ……ぺちゃ…ぺちゃ……ぅう……」

 時折り目を開けて水溜りの位置を確認し、そして頭全体を使うような感じで舌先を使う。アンモニアの匂いと塩気の強い味がオシッコを舐めていると実感させ、恥ずかしさと情けなさを更に感じてしまう。

「っふっ……ぺちゃぺちゃ……ぺちゃぺちゃ……ぅ……ふっ、くぅ、…ぺちゃぺちゃ……」

しかし大した量ではないと言っても、舌先だけで舐めあげているのだから時間が掛かる。だからアスカは思い切る事にし、一回舐めあげてから息継ぎしていたのを止め、二回舐めてから息継ぎする事にした。どちらにしても奇麗に舐め取るまで終わらないなら、逡巡していても無駄な事だからだ。

「っ……ぺろぺろっ…!?っ………ぴちゃっ…っ……っ!ぉ…はぁぁぁぁああぁぁぁぁんんんっっ!!」

 そうやって一生懸命、オシッコの後始末をしていたアスカだったが背後に人影を感じた。考えるまでもなくケンスケに間違いない。一体何をと思う暇こそあれ、いきなりお尻を割り広げられる。そしてそのまま膣穴へとケンスケは一気に肉棒を挿入した。半ば予想していたとは言えやはり吃驚し、そして襲い掛かる圧迫感と痺れるような快感。たまらずアスカは嬌声をあげてしまう。

「くくっ、続けろよ、アスカ!オマエは小便舐めながらハメられる変態なんだよ!」
「!くふあっ!はぁっ、っつああぁぁっ!っはっ、はんっ!あ、あああっ!チ、チンポ入れたりしないでえぇぇっ!」
「っだから続けろって言ってるだろうが!っこのメス豚が!」
「!っじゅ、ちゅ、…!?っぎぃやああああぁぁぁぁぁぁっっ!!」
「くくっ、右のケツだけ真っ赤だとバランスが悪いからな!こっちも猿みたいに真っ赤にしてやるよ!」
「!っはっ、!ひぃっぎいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」

必死にオシッコを舐め取っていたアスカをケンスケは口汚く罵る。そして舌の動きが鈍ったと見るや、お尻を強く叩いていく。その衝撃にアスカは身体を弓なりにさせて耐えるしかない。だがケンスケは終わりなどないとばかりに繰り返し強烈なスパンキングをしてくる。

「!!くあっはっ!はあぁぁぁぁぁっ、く、っはあぁぁあぁぁぁぁっ……!?ッひがはぁああああぁあああっっ!!…っ……ぐ…ぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」

シンジへのテレフォンセックスの時と同様、アスカはスパンキングで絶頂に追いやられた。それも殆どスパンキングのみでだ。ケンスケは左の尻を叩くだけ叩き、痛みに耐えてお尻を震わせているアスカに、最後に止めとして腰を振ったに過ぎない。

「くうっくくっ、どうやらイっちまったようだな!やっぱりオマエはマゾだよ!引っ叩かれてイっちまう変態だ!」
「っ……はぁ……はぁ……はぁ……っ」

身体を硬直させて弓なりにし、お尻をキュッと肉棒を締め、それでそのあと身体中の力が抜けるのだから、アスカがイったかどうかなど容易くわかる。ケンスケは叩かれて絶頂に達するのはマゾだ、変態だとアスカを蔑むのだった。そしてアスカはマゾだ変態だと揶揄されても反論出来ない。だから反論せずに悔しさと情けなさを押し殺し、消耗した身体を休めて息を整えるのに専念する。

「それに意識してないかも知れんがな!シンジと話しててえらく興奮していたよな?っつまり恥ずかしい事や悔しい事が大好きな変態でもあるって事だ!!わかるか!?」
「っ……はぁ……はぁ……はぁ……っ」

 それにイってしまった時に崩れ落ちてしまい、頬には冷たい感触とアンモニアの刺激臭を感じる。オシッコ溜まりに顔を突っ込んでしまっているのだ。恥ずかしい事、悔しい事が大好きな変態と言われても反論は出来ない。反論する為に顔を上げてしまえば、濡れた顔を揶揄されるに決まっている。

「くくっ、わかるかって聞いているんだけどな?…まあいい、それからつい昨日処女を失ったばかりだよな?」
「!っ……っ…はぁ……はぁ……」
「ん?だいぶ回復してきた見たいだな?くくっ、つまりだ、普通にチンポ咥え込んでいたよな?ケツを振ってイってもいたよな?」
「!……はぁ…はぁ…っ」
「つまりマンコはもう俺のチンポに馴染んでるってこった。淫乱でもあるって言う事だよ!ん?わかるよな〜アスカぁ〜」
「っくうっ……ぅ……うう………っ、く………ぅ……っ」

ゲラゲラ笑うケンスケにアスカは反論出来ない。ただ悔し涙に濡れるだけしかない。

(っ……ふうっ、くぅ……い、一体アタシの身体はどうしちゃったのよぉ!な、何でこんなに感じちゃうのよぉ!あ、あんな太くて長いのに…な、何でもう普通に受け入れちゃってるのよぉ!こ、これじゃあホントにメス豚じゃないのよぉ!っうっ、うううっ……っお、お尻叩かれてイっちゃうなんて、…マ、マゾだの変態だの淫乱だのって言われても、こ、これじゃあその通りじゃないのよぉぉ!!)

 アスカは己の身体に涙する。もちろんまだ痛いのだが、それさえも快感の要素になってしまっているのだ。何故と疑問を持つが理由がわからない。ケンスケの言う通りマゾだの変態だの、それに淫乱でメス豚と蔑まれるのが正しいのじゃないかとさえ考えてしまう。そんなはずはないと否定はするが事実は事実であり、悔しさを押し殺して泣く事しか出来ない。
勿論その理由は洗脳されて肉体改造と拡張をされているからである。性的なものには強く反応するよう脳を弄られ、そして身体中を敏感に、両穴を拡張されているからなのだが、それはアスカには知る由もない事なのだ。

「!ぇえっつあっ!ちょっ、い、いやぁ…!?」

 アスカは今四つん這いだ。そして心ならずも自らのオシッコの中に顔を突っ込まされ、ケンスケに対してお尻を突き出した格好を取らされている。
何とか両腕を使って顔を起こし、それで嗚咽していたのだが背後の雰囲気はわかる。肉棒を突き入れたままにやにや笑って悲嘆に暮れていたアスカを観賞していたケンスケだったが、お尻をさわさわと撫で回し始めたのだ。

「っ……ぎぃやぁああぁぁぁあぁぁぁぁっっ!!」

 そして驚いたアスカが振り返るとケンスケは大きく左手を振りかぶっていた。何をされるのか理解したアスカが慌てて正面を向いて下半身に力を入れ、「来るっ」と思った瞬間、ケンスケは左手を思い切り振り下ろす。

「くぅくっくっ、このマゾ豚が!自覚が足りんようだから教育してやるぜ!っ手始めにこうやってなぁ!!」
「!ひっ、ひぎゃあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっっ!」

お尻を思い切り引っ叩たかれて、尾てい骨から頭の芯にまで届くような衝撃。目を瞑ってその瞬間を待ち受けていた筈が、目を見開いてしまう結果となる。
 身体を弓なりに硬直させ、そのまま息を止めて痛みと痺れが治まるのをアスカは待つ。そうする事しか出来ないのだ。

「舌が止まってるんだよ!このマゾ豚!しっかり舐め取れって言ってるだろうが!」
「!ひいいっっ!っぶっぎゃゃあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっっ!」
「……そうだ!そうやって舐め続けてろ!止まったら直ぐに追加させるからな!」
「ひいぃいっ!っ……びちゅ…べろ…べろ…ずっずずっ……びちゃ、ちゅぷ……」

 そうやって痺れが完全に治まるのを待っていたのだが、しかしそんなアスカをケンスケは許さなかった。「オシッコを舐めていない」と怒鳴り、叩かれるっと脅えるアスカに、更に強烈な一撃を食らわす。構えてはいてもやはり耐え切れるものではない。再び電流が脊髄を走ったかのようで身体が痺れ、力が抜けてくる。
だがこのままでは再び叩かれてしまうだろう。遠くなりそうな意識を必死に繋ぎ止め、目の前にある水溜りに頭を突っ込んでいくしか、この恐怖から逃れる道がアスカにはない。

「くくっ、それでいい。…じゃあ御褒美だ、そんでケツを振ってマンコを締め続けろ、…それじゃあいくぜ?」
「!っ……びちゃ…ぺちゃ…!?っくはあっ、〜〜くふうっ、はぁ……ああんっ!っふあっ、す、凄いぃいぃぃぃっっ!っくっ、ふ、あ、ああぁぁんっ!チ、チンポごりごりってぇっ!くふはあんんっ、っはあっ!…っ」
「くうっ!くくっ、メス豚らしくらなってきたじゃないか!っだがな!だからサボるなって言ってるだろうがッ!!」
「!ひいいぃぃぃ!っぎゃがっ!があはあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっっ!!っ〜〜〜〜っべろぅっ……くぅっ、はっ、〜〜っべろっ…っ」

 少しでもサボると容赦なく振るわれるスパンキングから逃れる為に、アスカはただひたすらコンクリートの水溜りを舐め、お尻を振り続ける。

(っい、ぃぃ痛すぎるッ!っこ、怖いのよおッ!っ〜〜!?がっかはああぁぁあぁあぁぁっ〜〜〜!っで、でも凄いのッ!っす、凄すぎるのよぉぉっ……!!)

 ケンスケはそうやってアスカを追い込んだ。スパンキングだけではなく肉棒ももちろん使う。絶頂を何度も何度も極めさせ、痛みと快感で意識を失えばスパンキングでたたき起こす。お尻の痛みで立ち上がれなくなるまで。お尻が左右ともに真っ赤になり、痛々しく腫れ上がるまで責めを続ける。そうやって二回射精をしてケンスケは満足した。

「ぶあっ、はむっ、じじゅるるっ!ぱはあぁっ!っ……はぁ…はぁ…!?ほごうっ、ふふむぅぅ…ぢゅるっちゅちゅぅぅ!っばはっ、…はぁ…れろれろっ…」

痛むお尻をアスカ自身に両手で押さえさせた膝立ちの体勢、股間に頭を突っ込ませて後始末のフェラチオをさせる。ケンスケはそんなアスカの頭を持ち、それで気ままに頭を振らせるのだからむしろイマラチオに近いかもしれない。そこまでやって、ようやくアスカは慰安から開放されたのだった。



◆ ◆ ◆



 大きくバンザイをして脚を開いた体勢。つまり大の字になったアスカとミサトがスクリーンには映っている。股間のバイブレーターはより太く。彼女達はどれだけ擦り合わせようと努力しても、どうしたって擦り合わせる事が不可能にされた太腿をもじもじとさせ、改造されて感度が増し、胸や股間を触りたがる両手故に指先をピクピク動かせ、欲求不満を解消させようと無駄な努力を繰り返していた。

「……うふふっ、ご苦労だったわね、相田君。見てたわよ、その調子で頑張って頂戴」
「!あ、リツコさん!くくっ、ええ、頑張りますから俺!」

スクリーンを見ていたケンスケにリツコが話し掛ける。満足気な表情にケンスケは安心した。ケンスケの仕事を労うだけではなく、実験も上手く行っていると言うことなのだろう。

「そ、それでですね、アスカですけど、ケツって治りますか?明日になって騒ぎになるんじゃないかって、ちょっとやりすぎたかと心配してたんですよ。それとシンジですけど、やっぱりあれってばれてますよね?あれも問題になったりしませんか?」

 本日の調教では相当酷くスパンキングをした。それにばれてもかまわないと、アスカには派手に電話口で喘がせた。ちょっと拙いのではないかと冷静になると思えてきて、それでリツコに相談したのだ。

「うふふっ、あれくらい構わないわ、楽しませてもらったんだからちゃんと治療してあげるわよ。それにね、徹底的にって言ったんだからもっと派手にやっても構わないくらいよ?うふふっ、恋人にばれて、スパンキングでイかされて、さぞやアスカは絶望した事でしょうね?泣きながら小便をすすって無様だったわ!うふっ、うふふふふふっ、っ楽しかったわよ、想像以上!……うふふっ、っ相田君に任せてよかったわ!うふっ、うふふふふふっ……」
「……そ、そうですか、引き続いて頑張ります」

 リツコは実験が順調に推移し、ケンスケが自分の予想以上の働きをする事に上機嫌だった。

(……やっぱマッドだよな、リツコさん。逆らう気はさらさら無いけど注意しなくっちゃな……)

 そしてリツコは説明していく。MAGIには治療促進機能があり、内臓などは流石に短時間で治療する事は難しいが、表面上の怪我なら限界はあるにしろ治療効果は高い事。それにリツコ特製マヤ改良の薬を併用して使用すれば効果は絶大だと言う。シンジについては考慮する価値もない。シンジが積極的にアスカがおかしいと騒ぐとも思えず、万が一事務所に連絡するとか、沖縄に来るとかの素振りを見せれば、そうなればゼーレがフォローする体制は出来ていると。

「……まあ、そんな訳でアスカはまったく問題ないわ、シンジ君についても問題はなし。今回は私の実験なんだから、それくらいの協力はゼーレにやってもらうわよ。その為にゼーレの要望を普段聞いてあげてるんですから。だから相田君、心配する必要はないわよ」

なるほどと思いケンスケは肯く。

「で、ミサトね、こっちは今日加持君が指揮を取っていたんだから直接聞くと良いわ。……加持君、マヤに粉掛けてるんじゃないわよ、相田君に説明してやりなさいな」

 ケンスケと話している相田、いつの間にかマヤに話し掛けている加持を見てリツコの機嫌が少し悪くなる。顔を寄せて同じモニターを見ていたのだ。
リツコに見つかったと苦笑いした加持は「スマン、スマン、ちょっと聞きたい事があってな」と言い訳しながらケンスケたちのもとまで歩いてくる。処理なしと首を振りながらリツコは仕事に戻っていく。加持はケンスケに笑い掛け、「じゃあ、ミサトが何をしていたか説明してやる」と話し出した。

「で、ミサトだけどな、スクリーンに映しながら説明していく。その方がわかり易いだろ?」
「そうですね、その方がわかりやすいです」

 ケンスケの言葉にニヤリと笑った加持が説明していく。

「まあ、簡単に言えば今日のミサトはゼーレの皆さんに謝っていた訳だ、文字通り身体を使って誠心誠意な」

 加持が端末を操作する。するとだだっぴろい部屋に加持を含めてスタッフが勢ぞろいし、スタッフに囲まれ、全裸で土下座しているミサトがいた。

「見ての通りこの場所は地下の多目的ホールだ。牢だとこの人数は狭いし、調教部屋だと狭いのもあるが物がたくさんあって危なくてな」

 そして映像が動き出す。するとミサトはスタッフ全員の足元に改めてひれ伏し直し、それぞれ何事かを言っていた。

「こんな風に一人一人に謝っている訳だ。生意気言ってスイマセンでした、暴力振るってスイマセンでした、って感じだな」
「……なるほど、危ないってこんな意味でしたか……」

スクリーンのミサトはスタッフから命令されると直立不動の体勢を取っていた。そして全員から平手で派手に何メートルもリノリウムの床を滑るように吹き飛ばされ、お尻を中心に全身を蹴り上げられ、鳩尾に重い一撃を食らって吐いたりしている。そしてそれが終わるとお尻を大きく突き出した体勢で足首を持ち、スタッフ全員から順番にスパンキングを受けて悲鳴をあげていた。もちろん加持も加わっている。

「…ま、見ててわかると思うが一番気合の入っているのはミサトにコテンパンにのされた連中だな。で、吐いちまったもんは自分で舐めて処理しながらケツを叩かれ、ケツを蹴り飛ばされって訳だ。腫れ上がるくらいは構わんがな、怪我をさせないかヒヤヒヤするくらい連中気合が入ってたよ」
「……いやいや、これはなかなかバイオレンスですね……俺もアスカを結構派手にスパンキングしたんですけど、リツコさんがもっと派手でも構わないって言う訳だ……」
「ああ、聞いてるぜ?だがそれはそれで構わないんだ、要は調教方針の違いだからな。別に調教に暴力が必要って訳じゃない、躾けの仕方はいくらでもある。ただな、ミサトの場合は俺から逃げたって過去があるからな。洗脳条件の一つに命令には絶対服従ってのを叩き込みたかったんだ。逃げたり飼い主に手をあげたりしたからペナルティを受けましたってな。ま、俺の汚点の一つだからな、我侭だとも意思返しだとも思ってくれて良い」
「……ペナルティですか……まあそうでしょうね、それならあれくらいしないとですね。……と、ところでですね、加持さん、ミサトには何処まで調教してたんですか?告白させたんですけど、深いところまでは聞いて無いんですよ。アスカが一緒だったんで、詳しく聞いていると時間が掛かるかなって。それで加持さんに教えてもらえたらなって思っていたんです」

 躾けは徹底的に行うべきだろう。それが逃亡というような致命的なものなら、むしろ甘いくらいだ。加持の説明でケンスケは納得し、そこでふと聞いてみたかった事を思い出す。ミサトの過去について本人に告白させたが何処までが本当なのか?おそらく嘘は言ってないだろうが、何かを隠していた可能性はある。ここは直接加持に聞くべきところだと思う。

「ん?ミサトから詳しい話は聞いてなかったのか?そうか、どこまで聞いているんだ?」
「!……えっとですね、確か加持さんと初めて付き合って、ファーストキスが加持さんで、それで一週間ずっとセックスしっぱなしで加持さんから離れられなくなったとか。……あとはそのあと徹底的に躾けられたって。で、加持さんと別れたあとはオナニーで我慢出来なくなると、何人かと行きずりのセックスをしたって話と、今の彼、社長の日向ですね。淫乱だと思われるのが嫌でフェラもまともにしてないだとか。……そんな感じですかね?」

 ケンスケから話を聞いた加持はくくっと薄く笑うと答えだす。

「なるほど、ミサトのヤツそんな事言ってたか。…くくっ、なるほどね、嘘ではないだろうが確かに詳しい話じゃないな。……よし、それじゃあ教えてやる。ミサトだけどな、一週間掛けて一通りなんでもやらせた。良いかケンスケ、何でもだ。この意味がわかるか?」
「!!!」
「ミサトにはな、俺の部屋の中で出来る事ならなんでもやらせた。で、奴隷として一生仕えるって宣誓させて、宣誓書も書かせた。そのあとは一月掛けてな、主に露出調教だ。街中を裸にコート一枚で歩かせたり、バイブ入れさせて大人の玩具屋で『ワンサイズ上の下さい』って買い物させたりだな。それからサイズの合わないキツキツのブルマに体操服だけでコンビニで買い物もさせたし、電車の中にバイブ持ち込ませてフェラの練習をさせたって事もあった。もっと単純に公園で素っ裸にさせた事もあったな」
「!そ、そんな事させてたんですか?」
「ああ、笑えるだろ?で、一ヶ月も経つとミサトの部屋の中に大型犬用のケージを持ち込ませてな、アイツはその中で寝てたりする訳だ。出掛ける時に衣装は俺の言うまま。食器や便器として洗面器一つだけ。部屋の中では全裸に首輪だけ。それも大型犬用の首輪に身長を越える頑丈な鎖を首輪に繋げて、じゃらじゃら引き摺りながらな。そして日課としてヒマさえあればオナニーしろって言っておいたから、朝から晩まで猿みたいにオナニー三昧。くくっ、そんな生活をミサトはしてたんだよ!」
「…………」
「それでだ、そこまで行ったから正真正銘俺のものだって印を入れても良いかって聞いたんだよ、刺青や焼印、ピアスの類だな。っくうっくっく!そ、そしたらアイツ、もう戻れないからって、それなら加持君のものだって印を入れてくれるなら嬉しいって、加持君の為ならどんな恥ずかしいのでも受け入れるって、そこまで言ったんだぜ!ミサトにピアスなんかを付けなかったのは、ゼーレの要求に沿って入れる必要があったからに過ぎないのにな!くっくっく、わ、笑えるだろケンスケ!!」

想像以上だったミサトの過去に、流石にケンスケも絶句する。でも疑問が残った。それで「で、でも加持さん、そこまでいったんならどうしてミサトは逃げたんです?」と笑い転げる加持に聞いてみた。

「あ?ああ、そこなんだよケンスケ、そこまで行ったから俺も油断しちまった。実はその時、俺は平行して他のメスも飼っていてな、それは言ったよな?」
「!は、はい、それは聞いています」
「実はその他にも当然写真やビデオなんかも撮っている訳だ。ホームページ作らせたんからそれらは今でも裏で出回ってるんじゃないか?だからミサトが逃げるなんてありえないと思ってた。で、他のメスだが、ミサトだけにかまけてた訳じゃないが、やっぱり扱いがおざなりになっちまう。俺はそのころからゼーレの一員だったからな、ミサトに一区切りついたんでいつでも出荷出来るように他のメスの再調教しようと思ったんだよ。だから深く考えずに俺の他のペットだって紹介した。ばらしておいたほうが管理が楽だからな、それが間違いの素だったって訳だ」
「…………」
「大概のメスならそれでも構わないんだよ、もう諦めてるから飼い主のペットが自分だけじゃないってわかっても受け入れる。でもな、アイツはそうじゃなかったって訳だ。表面上は受け入れた振りしてな、自暴自棄になって俺の事で色々噂を流したんだよ。俺とミサトは付き合っているって事になってたから、下手に他のメスの事を話すと自分にも降りかかってくる。だからメスの名前とか背景なんかは隠して妊娠させただとか、俺がアブノーマルな趣味を持ってるだとかで噂を流した。もしかしたらそうする事で、自分一人だけが奴隷として俺を独占出来るって考えたのかも知れん」
「…………」
「俺としては写真やビデオを握っているのにそんな事をしてくるとは夢にも思わなかった。で、反撃しようにも下手に騒ぐと大事になってゼーレにも迷惑が掛かっちまう。仕方がないから尻尾を巻いて逃げるしかなかったんだよ。まあ、貴重な体験をさせてくれたって敬意を込めて、ビデオなんかをばら撒くのは諦めたって訳だ」
「…………」
「くっくっく、つまりミサトは異常なまでに嫉妬深かったんだよ。ゼーレの事なんて知ってるはずもないから、いずれ自分が売られる運命だったってのは知らない。でも飼い主の愛情が自分以外に向くのは耐えられなかったんだな。管理の際に名前で呼ばせたら特別扱いになるから、他のメスみたいに普通にご主人様に直せって言ったのも不満だったらしい。例え奴隷でも自分は特別でありたかったんだよ。そこまで読みきれなかったのが俺の敗因って訳だ」
「…………」
「そんな訳だから俺がミサトに未練なんかあるはずもない。単なる一匹のメスに過ぎないんだからな。貴重な体験をさせてくれたって事で恨みも無い、もう済んだ事だ。件のメスは時期を見計らって回収したから実害もない。ただまあ、機会があるようなら意趣返ししてみたいかなって感じだった訳だ。ケンスケ、俺にとってミサトってのはそんな存在なんだよ」

ケンスケは納得が言った。それならミサトの加持への態度も、テクニックや淫乱さも理解出来る。

「……なるほど、そう言う訳だったんですね、納得です。……でもそうすると多分加持さんと別れたあと死ぬほど辛かったでしょうね。開発されまくってた訳ですから。で、我慢に我慢を重ねて、それでも我慢出来なくなると男を漁ってたって訳だ。…彼氏を作らなかったのは特定の男が出来ると我慢が出来なくなるから。で、ようやく落ち着いてきたから男を作って、のめり込まないようにフェラなんかも我慢してるって感じなんですかね?」
「……ああ、そんな感じだろうな。おそらくだが女優として真面目に活動しなかったのも、有名になっちまったら流出した映像なんかで噂になるかもって恐れたんだろう。それならそもそも芸能人なんかにならなきゃ良いんだが、それは社長の日向に口説かれて惚れちまったからなんだろう」
「…………」
「で、俺に再会して、いつ過去をばらされるか不安で不安で堪らないから強がってただけだろう。俺が下手に出てたから多少余裕が出て、それで帰る帰るって騒いでいたんじゃないか?くくっ、でも俺が強気に出ると何言われるかわからないから、何のかんの理由をつけてアスカを説得して、それでここに居残ってたってところだろうな。そうじゃなきゃアスカと俺を一緒にさせるなんて出来る訳がない」
「…………」
「過去をばらされたくなくて、ただ自分が可愛いだけなんだが…多分無意識の行動だろうな。仕方がないと理由をつけて、それでアスカが生贄になる可能性に目を瞑ってるって訳だ。…前に言わなかったか?ミサトはそんな女だって。で、自分勝手なヤツだから心を折る必要がある。反抗した時どうなるか、無意識にまで刷り込む必要がある。それを踏まえての今日の調教でもあるんだよ。……くくっ、見てみろよ、ついに始まったぞ」

加持に指摘されてケンスケは慌ててスクリーンに振り返った。するとミサトはスタッフの服を一人一人脱がそうとしているところだった。お尻が痛いのかよろよろと不恰好にへっぴり腰でがに股。丁寧に丁寧に男の服を脱がしていく。取り囲んだ男達は「遅い」「丁寧さが足りない」「やる気がみられない」「感謝の心が見えない」などとミサトを嘲り、張り倒し、お尻を蹴り、スパンキングしている。
その度にミサトは悲鳴をあげ、暴力を振るった男たちに「無能なメス豚にご指導ありがとうございます」と土下座していた。その表情はこれ以上の暴力を振るわれないようにと愛想笑いの媚びた表情で、昼間見た凛とした表情からはとても考えられないものだとケンスケは思う。

「……いやいや、昼間はもちろん、アスカにフェラやセックスを指導してた時の表情や態度から考えられないですね、媚びる事しか考えていないって感じで。空手の達人もこうなると形無しですね」
「くくっ、そうだな。だがまあアレもミサトの本性の一つだ。服従して相手の上位を認めるとな、とたんに弱気になるんだよ。上には弱く、下だと思ったら態度がでかくなる女なんだ。…例えばだ、仮に俺とミサトが正面から喧嘩したとして、そうなると素手なら俺の方が分が悪いかもしれん。でもな、奴隷になるって誓ってからは俺に反抗した事など一度も無い。逆にリッちゃんを下だと思い込んでたからな、とことん見下すって感じだ。」
「…………」
「続けるぞ?もちろん調教状況に応じて命令内容を吟味したのもあるんだがな、嫌々なのもたくさんあったろう。それでも最終的に俺の命令を拒んだ事は一度もない。……ケンスケ、良く見ておけよ。ミサトはゼーレに出荷するつもりはない。オマエのものになるんだから扱いの参考にしとけ。ケンスケを飼い主様だって心の底から認めさせるんだ」
「!は、はい、加持さん!さ、参考にします!」

加持に注意されたケンスケはスクリーンに意識を移す。ミサトは男達に取り囲まれ脅えた表情をしているが、「笑え」と命令されて締まらない愛想笑いを浮かべていた。スタッフの一人が仰向けに転がるとその上にミサトは跨り、更に一人バックからアナルに肉棒を入れられる。そして両手に二本、口に一本の肉棒を咥える。映像のスタッフ達は思い思いにミサトを輪姦し始めた。

「……とまあこんな感じで俺を含めて十人以上、ミサトはひたすら抜きまくる訳だ、相手を入れ替えてとっかえひっかえな」
「!……それでこのあとどうなるんですか?」
「ん?まあいくら五人ずつ捌いても時間がないからな、各自二回か、いいとこ三回抜いたって感じかな?流石にそこまではカウントしてない。今回の目的は躾けだからな、前フリと後始末が大事なんだよ。っと、ちょっと待ってろよ」

加持はケンスケに断り映像を早送りさせていった。

「っとここら辺りか。ケンスケ、見てみろ」
「!……なるほど、躾けですね」

 新たにスクリーンに映されたミサトは一列に並んだスタッフ達に一人一人土下座をして回り、口を使って肉棒の後始末をすると後ろ向きになる。そして高くお尻を掲げると、おそらくは射精された回数分力一杯スパンキングされていた。そして振り返ると「無能なメス豚の為に貴重なチンポ汁を恵んで頂きありがとうございました」と土下座で挨拶しては次のスタッフへと向う。おそらくはそうするように命令されているのだろう。お尻を高く掲げて、顎先が地面につくほど頭を低く、そしてお尻を左右に振りながら四つん這いで移動していた。

「本来ならこれだけの人数がいれば24時間でも相手させてもいいんだがな、このあと洗脳処理しなくちゃいかん。だからスタッフには手早く出してもらった。ミサトが腰を振ってる間は締まらないアヘ顔をしてたりするが、それはこれから幾らでも見れるだろうからな、今回は省略しておく。今は後処理と追加の知識を与える為にプラグに入っているって寸法だ」

 そして加持の説明は終わった。今のミサトはスタッフに蹴られ、お尻を叩かれ追い立てられ、床のそこいらに飛び散ってしまった汗や体液を舐め、後始末をして回っている。涙を流しながら床を舐めて回っているのだが、スタッフに「この愚図が、さっさとやれ!」と怒鳴られると「っ申し訳ありません!む、無能なメス豚をお許しください!只今後始末致します!」と舌の動きを早め、「美味いだろ?嬉しかったら笑え」と問われると「お、美味しゅうございます!チンポ汁はもちろんメス豚汁も美味しいです!」と慌てて答え、涙ながらに笑みを浮かべて見せていた。

(……このメス豚の飼い主様に俺はなるんだよな……っくくっ、そうだな、相応しい扱いをして、俺を心から飼い主様として認めさせてやらんとな……)

 嗜虐心を煽られたケンスケは決意を新たにする。今はアスカに掛かり切りだが、何処かに予定を入れて調教しないといけないだろう。

「…さ、ミサトについてはこんな感じだ、リっちゃんと打ち合わせするぞ、明日の方針を決めんといかんからな」
「!そうですね、その通りですよね?くく……っだって明日も楽しまないといけないですからね!」

 ニヤリと二人は邪悪な笑みを交し合う。加持は「リっちゃん!マヤちゃん!打ち合わせしたいんだ、手が開いたらコッチにきてくれないか!」と、キーボードを叩き、モニターを覗き込んでいる二人を呼ばい、そしてケンスケは打ち合わせを終わらせると明日に備えて眠りについた。



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