INNOCENT TABOO Short Shorts / 惣流家、母娘問答

Original text:引き気味


「ンッ……」
 トイレの便座の上で軽く中腰になり、片手に持ったイチジク浣腸の容器をお尻の下へと持っていく。
 薬液が効きはじめてきてからに備えて、スカートやショーツは予め完全に脱いであった。丁寧に折りたたんで、清潔に保たれているトイレマットの上に少し離して置いてある。
 それで、下半身は丸出し。
 いわゆる『空気椅子』のような変なポーズを取って。あたかも高度な数学問題に挑もうとしているかの風の難しい顔を作って。なにをしているかというと、浣腸なのである。
 いい加減、アスカも慣れたものではあったが、スポイトを大型化させたのに似た先端を敏感な粘膜である肛門に触れさせる瞬間は、どうしても緊張してしまうのだった。
 自分でもこれは随分とみっともない格好だろうなとは思うのだが、アヌスを使った性交を楽しんでもらうための準備としてはそうする他がない。
 面倒で、愉快なものでもないのだが。
(でも、喜んでくれるんだもん。仕方ないわよね……)
 支度を整えての、それからのことに心躍らせて、アスカが顔を緩めた。丁度、その時だった。
「……ッ!? まっず――
 ドタドタという足音。それはと気付く間もあればこそ、
「あれっ? 入ってる……。アス姉かよ。なぁ、アス姉、入ってるんだろー?」
 ガチヤガチャとドアノブを無理やり回そうとして騒いでいるのは、傍若無人にアスカの周りに付きまとい、惣流家にも当然という顔をして出入りしている悪ガキ小学生コンビの片割れ、ムサシだった。
(こいっ、つぅ……! なんで人の家に来て、いきなりトイレに直行してくんのよ……!)
 時、場所、アスカの都合をまるで考えず、気分に任せて襲い掛かってくるのが、この身長140センチの幼い強姦魔だ。
 アスカもさんざん泣かされてきている身として、たとえ自宅であっても備えとしてトイレの鍵をかけていたのがせめてもの幸い。
(あああああ、もうっ。まだしも、入れる前だったら良かったのに……!)
 薬液はまさに注入した直後。じんわりとした熱が、直腸に広がっていっている時だった。
 数分で衝動が襲いかかってくることだろう。
(タイミング、最っ悪。お願いだから気付いてくれないでよね!)
 祈るようにしながら、アスカはドア越しにムサシに向かってお引取りを願う旨、懇切丁寧に彼女流に言って聞かせようとしたのだった。
 ―― 無論、アスカの望まない最悪の展開を選んでくるのが、ムサシという悪ガキ小僧との相性の悪さだったのだけれども。


◆ ◆ ◆


 一時間ばかりもした頃、アスカは椅子に腰掛けたムサシの股間に必死になって舌を這わせていた。
「ンッ、ンッ、ンッ……」
 一日の授業を終えたままシャワーを浴びるなどはしていない体臭は、いくら年若い小学生の少年でも股ぐらに顔を突っ込めばそれなり以上にムッと鼻孔にくる。
 これがただ不快だというだけでなく、クライスメイトの男子たちが体育の後で漂わせているのとは微妙に違う個人差というものを嗅ぎ分けてしまい、アスカは妙な気分を蘇らせてもしまう。
 さながら、パブロフの犬のように。
 さながら、よく躾けられた肉奴隷ペット、そのものとして。
 そういった自覚があったから、アスカは気を紛らせるためにも懸命に小学生男子の勃起股間を口に含み、一心にしゃぶり続けねばならなかった。
 場所はリビング。
 アスカはなんとか服を着たままで許してもらい、口の奉仕でムサシに我慢してもらうという話を取り付けていた。
 その代わりに後日の埋め合わせを約束し、もう一つ、アスカの代わりの人身御供として、母のキョウコが今晩ムサシに抱かれることになっていた。

「……お待たせ。ムサシ君……」
 疲れたような息を吐きながらリビングに戻ってきたキョウコは、その足でムサシのすぐ横に膝をついて顔の高さを合わせ、唇を差し出すことになった。
 そうしていながら、しきりにお尻のあたりを気にしている。
 キョウコは知的な美貌と、それに不釣合いにならないどころではない名声を持つ研究者であったが、一方で意外なほどにふしだらな貌をも持ちあわせた女性だった。
 そんな彼女であっても、自分の娘よりもさらに歳下の―― 小学生の少年に口づけを許そうというのは、それなりに煩悶するところのある譲歩だった筈だが。
 しかし、さらに図々しいのがムサシというエロ餓鬼だった。
「ンー。ほら、おばさん、ンーって」
 スケベったらしい笑い方で相好を崩し、はっきりとさせない言い方でキョウコに要求しているのは、更にもう一歩の譲歩。
 タコのように自分の唇を突き出し、そこから舌をちろちろと出して、『カモン』とでも言いたげな催促をする。
「……もう、仕方ないわね……。ンンッ、ン――
 アスカは、ムサシの過剰成長したペニスにフェラチオ奉仕を続けながら、母親が自分から舌を突き出して小学生の口周りにねっとりと唾液を塗りこめていくような、そういう卑猥なキスを交わすところを見つめる羽目になった。
「へへっ。トウジ兄ちゃんたちが動画見せてくれてたからさ、キョウコおばさんのちょーエロいベロテク、堪能したいなって思ってたんだ」
 ニマニマと口元をぬぐってご満悦のムサシはそう言って、続けてアスカとキョウコの母娘によるWフェラを要求した。
 実にあっけらかんとしたものだった。

「あー、良い、良いぜー。二人共さ、そのままベロ絡めてくれよ。オレ様のチンポの太いとこ、親子ベロでぐるぐる巻きにするみたいに」
「ンンぅ、ンン―― ム」
「むぁ、んぅぁ……ああむ……。これで、いひ? ムサシ君……」
 母親と頬を寄せ合い、息遣いが互いの顔にかかるぐらいの密着で、みっともなく幼いケダモノの性欲に蹂躙されるところを目撃しあう。なんとも居た堪れない空気だ。
 二人の唾液が混ざり合ったネバつきがムサシのペニスをぬらぬらと濡らし、下手をすると互い同士の唇からも糸を引く。
 思わぬ事故も多発していて、アスカは実母との同性キスじみた舌同士の接触に、その都度びくびくと肩を震わせねばならなかった。
「うっひょー。良い、イイって、最っ高! もー俺、一発目イクかららさ、ドピュドピュしてやっから、アス姉もおばさんもそのまま顔面シャワーな!」
(うえええ、ムサシのやつぅ〜!)
 これまでに何度も母親のセックスに悩乱している最中に立ち会ったことはあるし、逆に自分が見られてしまった側に回ったこともあったけれども。
 そうであっても、こうして一方的に奉仕を要求されるだけで自分たちは『スイッチ』が入っていない状態、正気のままでこんな真似をされるのは、さすがにキツいものがある。
 なんといっても、実の母親だ。
 この頃の性的なこと全ての事情の元凶とも言えるユイについてもそうなのだが、こんな淫らな側面を隠し持っていたとは、育ててもらってきたこれまでの十数年間、想像だにしなかったのである。
 それでも、
「で、出るッ。出てっ、からぁ―― っ、おらぁッ!」
「ンンッ、ンンンン!」
「ああっ、いやぁ……!」
 黙って顔にびちゃびちゃと振り掛け浴びせられる、噴出したてのスペルマを受け入れていなければならないのが、逆らうことの出来ないアスカの今の立場なのだった。

「……ッ!? あーっ! アンタ今、服っ、服にも掛けたでしょ! 約束したのに……!」
「あれ? 掛かっちゃった? ごめんごめん。だってアス姉とおばさんの親子フェラがちょー最高だったからさ。うっかりだって。マジごめん」
 着替えないと、ただでさえ時間がないのにと、こうなると文句もはっきりぶちまけてやらねば我慢ができなかったアスカは、そこですっぱり『アタシ、ここまでね』と言って立ち上がった。
「えーっ? 今からアス姉の代わりってことでカンチョーしてもらってきたおばさんにさ、ケツ穴奉仕して貰うとこなんだから。見てきゃいいのに」
「急いでるのよ」
 にべもなく答えたアスカは、自分専用の性玩具にしてやろうという調教を繰り返してきたムサシに屈服して以来、無かったくらいに強気だったし、キョウコに対してはいっそ薄情だったとも言えた。
 その原動力となっているもの、理由が、ムサシには気に入らない。
「……そんなに良いのかよ」
 ぼそりと言って、我儘いっぱいのしたい放題で母娘の上に君臨している少年が口を尖らせた。
「ゲンドウのおじさんに言われたからってさ、なんかウキウキしてケツ穴セックスの準備とかしちゃって。……ご主人様の俺とか、自分の母ちゃんもほったらかしでデートにお出かけとか、つれないよなー」
「な、なななな……!?」
 痛いところを突かれた格好だった。
 アスカはあっという間に顔を真っ赤にしてしまって、沸騰したヤカンがプシューとでも言いそうなぐらいに茹だった狼狽え方を見せてしまっのだった。
「ゲンドウの、おじさんに、抱ーかーれーるーのーがー、そんなイイって? ほら、おばさんも言ってやれよ。誰のせいでさ、仕事で疲れんてのに帰ってきていきなり浣腸とかして、俺みたいなガキにアナル使わせる羽目になってんのかなー、って」
「アスカちゃん……」
 『それで、本当に良いの?』と母は言いたいのだろう。
 ムサシがそこにいるからか、口に出してこそ訊ねはしないが、シンジのことを念頭に確かめたいと思っているのは間違いない。
「ゲンドウ君と、その――
「ま、ママがいけないのよっ!」
 いかにも言いづらそうにしているその先を聞きたくはなかったから、アスカは叩きつけるように大声を出さねばならなかった。
「ママがっ、ムサシが言うからってトイレの鍵を持ってきたりするからっ」
「だ、だってアスカちゃん……」
 目の端に涙さえ浮かべた娘に難詰されれば、キョウコとしても弱り切るしか無かったのだろう。
 シオシオと項垂れたキョウコは、しかしそこでポッと頬を赤らめ、別の意味合いで言いにくそうにチラチラと自分の十四歳になる娘を窺いながら言ったのだった。
「だってアスカちゃん、その……。む、ムサシ君のに、なっちゃったったんでしょう? ムサシ君の、に、妊娠……奴隷、にっ」
 鈴原トウジや相田ケンスケといった娘と同い年の中学生たちに共有される愛人関係を結んでいて、その他にもこのムサシやケイタといった小学生たちともセックスをする、乱れきった性生活を送っているキョウコなのに。なんというのか、良い歳をした大人の女性らしからぬウブい羞じらいを見せながら、キョウコは『だから、ご主人様のムサシ君が言うならって思ったのよ〜』と、アスカの秘密をすでに知っていたことを告白したのだった。
「……ママ。知って、たの……」
「あら、アスカちゃんがそう言うってことは、ほんとうだったのね」
 『はぁっ』という、深い溜息。
 それで、レイのようにまだ中学生なのに赤ちゃんを産むとか言い出すのはさすがに待ってねなどと言い出すものだから、アスカは今度こそ本気で泣きたくなって、自分の部屋に逃げ出したのだった。



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From:【母子相姦】淫乱美母ユイ3【寝取られ風味】