INNOCENT TABOO Short Shorts / シークレットボックス

Original text:PDX.さん


 大都市ともなれば主要な駅の駅前や地下にはデパートや商店街が発達しているものである。
 アスカたちの暮らす第三新東京市とて例外ではない。駅前通りの地下には大きな地下街が拡がっており、いくつにも分岐した地下街同士を結ぶ連絡路も多数伸びている。
 連絡路といっても結構な幅があり、壁際にはポスターや電光掲示板、自動販売機が並んでいる。
 雑踏の中、制服姿で歩いてきたアスカが、そんな自動販売機の列に近付き、証明写真ベンダのカーテンを開けて中に入っていった。
「……」
 椅子の高さをめいっぱい高くする。小柄な女子中学生なら当たり前のことかもしれない。だが、その高さは不要に高いものであった。
 実際、アスカが椅子に座ったとき、正面に表示されるモニタの中には、前髪のあたりまで画面の外にはみ出してしまっている彼女の姿が映っていた。
 それを意に介さず百円玉を投入するアスカ。
 モニタに手順が表示されている間に、制服のジャンパースカートから腕を抜き、ブラウスのボタンを外してゆく。下着はつけていなかった。
『撮影を開始します。正面を見つめてください』
 パシャッ。
 パシャッ。
 パシャッ。
 目を閉じてしまうこともあるため数カット撮影し、その中から選ぶタイプの装置だ。一定の間隔を置いて何度かシャッターが切られる。
 その間、アスカは胸をはだけさせたまま椅子の上に座っていた。
 ペラペラのビニールカーテン一枚だけが、外界から彼女の半裸を護ってくれてた。その外には、多数の人々が行き来し、話し声や足音が聞こえてくる。
 もし誰かがカーテンを開けたら。そう思うだけで心臓が張り裂けそうになる。
『写真を選んでください』
 画面に表示されるバスト露出画像を見比べながら服を着直すアスカ。三枚とも、高い位置から画面を見ていたため視線が下に向いてしまっていた。
 適当に選んで『確認』ボタンを押す。
『しばらくお待ちください』
 プリントされた写真を手にとり、カーテンを開けて外に出る。
「どう、綺麗に取れた?」
「……はい」
 外で待っていたムサシとケイタに写真を渡す。
「おーっ、綺麗に撮れてるじゃん」
「おっぱいまるだしだね」
「つ、次はレイの番だからね」



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From:『INNOCENT TABOO』 寝取られ風味、淫乱美母ユイスレ3