INNOCENT TABOO Short Shorts / はじめて会った日から

Original text:引き気味


綺麗で優しい碇ユイ先生が、裸になって好きにおっぱいやお尻を触らせてくれる、ムサシやケイタたちの英会話教室。秘密のレッスン。
美人先生が「おちんちん」の用を足す以外の使い方を教えてくれ、女の人の股の間に押し込むと夢見る気分で気持ち良くなれることを教えてくれた。
白いおしっこなのかと驚いた「精通」。そして「射精」も、今では意味をよく知っている。
赤ちゃんを女の子のお腹の中に妊娠させるための種。女の子に飲ませてやったり、引っかけてやったりするためのものだ。

「だよね?」

―― 違うわ。
―― 冗談じゃないわよ、アンタたち絶対間違ってるわ。

そう顔を険しくさせて首を振ったお姉さんたち。
彼女たちはムサシやケイタと違って小学生ではない。中学生だった。
ただし、歳としてはお姉さんだけれども、ユイ先生の生徒としては後輩になる。
それでだろう。自分からユイ先生みたいになりたいと言って、いわば弟子入りしてきたのに。中学生にもなってそんな不真面目な態度で、変な答えを言う。

ユイ先生の生徒にはムサシたちくらいの子供が多かったが、もっと年下の子や年上のお兄さん、お姉さんもいた。
英会話教室だけではない知り合いも入れると、ユイ先生がセックスしている相手にはもっと色んな人がいるという話だ。
そう聞いていても、それまでは殆ど同学年や年下の小学生グループでしか『レッスン』したことはなかった。
仲間にお姉さんが出来たのはその時が初めて。ムサシもケイタも、勿論喜んだ。

『この子たちがそうよ。ムサシくんもケイタくんも、仲良くしてあげてね』

ユイにそうやっていつものリビングで紹介されたお姉さんたち二人は、とても綺麗な中学生だったのだから。

『……え? なんだか聞いたことある名前だけど、ひょっとして第壱中の? それにその制服……』

まさかといった顔で驚いたケイタは、中学生の先輩の女の子にいきなり口をきくのを躊躇ったらしく、もごもごと呟いていた。
はじめて会う相手が、いかにも気の強そうな美人と、いかにも冷たそうな雰囲気の美人。慣れた相手でないと上手く話せない性格の友人では仕方がない。
代わりにムサシが聞いた。

『なぁ、ケイタが言ってたけど』

並んでいる年上の女の子たちは、特に金髪の子が足が長く、背が高かった。近寄ると見上げる格好にならなければならない。
が、日に焼けた浅黒い顔のムサシはガキ大将らしく、物怖じしなかった。
レッスンの仲間たちの中でもここに呼ばれて引き合わされたのは自分たちだけ。先輩として特別に選ばれたんだと誇らしく思う、意気込みもあった。

『壱中に、すげー美人で惣流アスカに綾波レイってのが居るって聞いたことあるぜ。姉ちゃんたちがそうなの?』
『…………』
『……ええ』

第壱中のと口にした途端、二人はすっと目を伏せたりそらせたり、決まり悪げにしていた。
結局は渋々と頷き、答えたのだけれども。
そこを目敏く捉えていたので、ムサシの中でこの瞬間、後に通じる余裕―― 精神的な優位性が確保されていたのかもしれなかった。
かわいいじゃん、と。
なにより、こんな美人の中学生の先輩になるんだという立場が、『俺らが上だよな』と、ムサシを嬉しくさせていたのである。


◆ ◆ ◆


そんな「後輩」が、ユイ先生の授業に不真面目なのは先輩としても見過ごせない。きちんと教えてやらなければと思った。
今にして思えば、弟子入りしてきたばかりだった為もあったのだろう。
最近は大分勉強も進んで、「願射」や「精飲」の良さが分かってきているらしいのだから。
口では違うと言い続けていても、ほんとうは顔をうっとりさせていることが多い。

―― 勝手なこと言うんじゃないわよ。あんた達はただぶっ掛けるだけ気持ち良く済むけど、こっちは後始末があるのよ?」
「いいじゃん。今日もずっと上手くなってたぜ? アスカ姉のフェラチオ。褒めてんだし素直に喜んどけよ」
「あんたねぇ。おばさまにも、女の子への配慮忘れるなっていつも注意されてるくせに」

ぶつぶつと言われても、フェラ奉仕をして貰うときは中学生の少女達の方が見上げねばならない姿勢だ。
跪きというか、背中も屈めた窮屈な格好は、まさしく屈服しているといった感じがする。
そうしないと、立ってでもムサシたちでは唇に股間の高さを合わせられないわけだが。ともかく、跪かせてこう仁王立ちで見下ろしていると、ペットの猫が拗ねているだけのようにも思えてくるのである。
後輩のくせに態度がどれだけ悪かろうと、広い心で許せそうだった。

「どうせアスカ姉の顔に引っかけたやつはさ、レイ姉が舐めてくれるだろう?」
『ねえ?』と聞けば、こちらの無口な先輩は文句も漏らさずにさっさと始めてくれる。

「……アスカ」
「あん、もうレイっ。あんたケイタの、顔に付けたまんまで……」
「えへへ、ごめんね。なんか今日はレイお姉ちゃん、ユイ先生みたいにちゅーって吸ってくれるから、すっごく一杯だしちゃった。飲みきれなかったみたい」

ばつが悪そうに言うケイタも、言葉ほど申し訳なそうにしているのではない。

「そっちはアスカお姉ちゃんが舐めてあげてよ」

続けて言ったのがこれで、どう考えてもアスカにとってはフォローになっていない。
却って迷惑、余計なことを言うなといったところだろう。
が、嫌よとは言わない。今は言わない。

「……もぅっ」

ぷうっと膨れて、溜息をついて、そして重なって立てられだすピチャピチャという舌音。
一糸まとわぬ裸で膝を使って近寄り、寄せた友人同士の頬に突き出した舌をちろちろと這わす。
ムサシとケイタのペニスが発射し、女の子達の唇の中へ迸らせ損ねた飛沫。白い濁りがべっとりと唇の端や頬に残って垂れているのを舐めとって、舌の上に溜めては『うん、ンっ……ぅんっ』と飲み込んでいく。

ユイのようになるということは、そういうことだ。
いずれは、危険な日にもゴム無しでセックスをして。ムサシたちの子供を妊娠してしまうのではという恐怖にさえも、興奮して蜜を垂れ流すようになるということ。
好きだ、恋人になるんだと言っている幼馴染相手なら、ではなく。レッスンに連れてこられた子達になら、名前さえ知らなくても下着を下ろしてエッチなお尻を差し出すような、そんな女の子になること。
巡り会える幸運と資格を持ったペニスとなら、どの男のと問わず唇と舌での挨拶を交わす、恋人の多い女の子になることなのだから。

「そうそう……。そうだぜ、アスカ姉」

少年の劣情がゲル状になった獣臭ミルクを舐め合って、お互いの顔を綺麗にしているようで―― 一方では、薄く唾を混ぜて塗り拡げる形でもあり。

「んっ……。アスカ、じっとしていて」
「あん、あんたこそ。まだここのほっぺた、べったり付いたまんまよ……」

『ほら』と囁いて、平べったく差し出した舌を薔薇色に染まった頬へ触れさせる。
ぬるみと、苦みを、感じたら、

「ほぉら、ぁ……」

はあっと悩ましい息と一緒に、かたちの良い顎をゆっくり上げて、舐め取ってあげるのだ。

二人は協力しあって、ケイタのザーメン臭を頬に鼻筋に染みこませているのと変わらなかった。
レズムード濃厚な過ぎた仲の良さは、眺めるムサシには堪らない見せ物だ。
唇と唇の危険なニアミスも、アスカもレイも今更厭わない。
二人はライバルだけれども、今は加えて姉妹も同然の間柄。親友たちでも出来はしないような触れあいを重ねて、そういえば彼女たちの場合でも『竿姉妹』と呼ぶのだろうか。
竿がシンジの一本だけだったならともかく、今では――

「ケンスケ兄ちゃんのビデオじゃなんて言ってたっけ。たしか、そう、共用の……。へへっ。共用、トイレ?」
「……?」

うっかり口走ってしまっていたそれを、御馳走の名残に夢中だと思っていた内の一人が怪訝そうに、ルビー色の目だけで見上げていた。
口元は休まず、相方とぴちゃぺちゃ絡め合っているのだが。

(やべっ、聞いてた? さすがレイ姉、油断できねー)

ユイに知られたらお仕置きは確実だった。
こんなことをくっちゃべって盛り上がるのなら、ケイタやトウジやケンスケといった、話の分かる連中とでなければ。

「いやっ、だからよ、どうなのさレイ姉。ケイタのと俺のと、せーえきの味の違い、分かる?」

誤魔化しつつ、ムサシは尋ねた。
意地の悪い、というか趣味の悪すぎる好奇心だよなと分かっているが、それが余計に聞いてみたくもある。

「シンジ兄ちゃんのより濃ぃ〜と思うんだけどな」

二人、コンビになっているようなお姉さんたちであっても、ふと思うと、この「聞いてみたい」はそれぞれで意味合いが違って面白そうだった。
普段の勝ち気さがセックストレーニングになるとうって変わって弱音の多い『アスカ姉』。平気な顔をしていられないくらいに恥ずかくしなると、金色の髪をざわざわと振り乱して怒ったふりをするこのお姉さんには、いやらしく質問して―― いじめ可愛がってあげたい
似てる似てると思ってはいても、それにしてもやはり血が繋がっているからか。ムサシたちの師匠にも通じる窺い知れ無さを時折垣間見せる『レイ姉』には、どんな答えが返ってくるのか興味が沸いた。

「……どう?」

どんな答えが返ってくるにせよ、若い頃のユイを思わせる綾波レイのしどけない姿は、似ていると意識するほどムサシの目を奪う。
色素の薄い肌と、同じく色というものの一切抜けた髪。ムサシの目に全身頭から爪先まで白い彼女が、膝と手を下について舌だけを使っていると、本当にペットの猫にも見えてくる。
クールで、甘えてくれそうでつれなくて。でもしなやかな全身の一つ一つが、自分たちと、たとえば同級生の霧島マナとそんなに変わらない歳なのに随分セクシィな。

金の毛並みの惣流アスカ“先輩”もそう。
特にこうやってムサシの足の左右、くねくねとよじらせあう美少女ヌードふたつを低い位置に見ていると、猫が足に体を擦りつけてくるあの甘え方を思い浮かべてしまう。

「首輪が似合いそうだよな」

ぽつりと漏らした思いつきに、ケイタが目を輝かせて頷いた。
こいつ、えすえむビデオとかも好きなんだよなぁとムサシは思い出す。
この勢いだと次の機会には本当にペット用のやつを持って来かねない。
初対面の時のアスカたちへの苦手意識は大幅に改善されていた。裸にさせてしまえば特に気は大きくなるらしく、とんでもないことを言い出して、それでユイが頷いたり、黙認したりしていようものなら、驚く位の行動力で準備を整えてしまったりする。
ムッツリスケベってやつだなと、トウジやケンスケといったお兄さん組と揃って評するところだ。

そうやってムサシは、ケイタは、そしてユイの教室の子供たちは。
クラスメイトの女の子のパンツが見えただの、スカートをまくってやっただのではしゃげる友人たちとは一足も二足もお先に日々、オトナになっていっているのだった。



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From:『INNOCENT TABOO』 寝取られ風味、淫乱美母ユイスレ3