Dating history

Original text:引き気味


『 01:彼らの交際歴 』


「おーい、綾波〜」
 踊り場から見上げて相田ケンスケが声をかけると、図書室のある階へ上がろうとしていた少女は振り返った。
 本日の天気は快晴。階段の手すりに手をかけ、背後に格子の入った大きな明り取りを背負ったアルビノの少女の青白い顔には、くっきりと斜めになった十字の影が落ちていた。

 ケンスケがレイを見かけたのは偶々だ。
 しかし折角だからと、当たり前のように。ポケットに忍ばせていた薄型のコンパクトデジタルカメラを取り出し、にやりと笑ってみせる。
 『ほら――』と、改めて声を掛けることはしなかった。
 片手でレンズの蓋をスライドさせてやれば、カードケース並に薄いカメラが陽気なメロディを小さく奏でる。
 昼休みの校内の一瞬の偶然で、二人の他に人の気配は無くなってしまっていたそこだ。よく響いたことだろう。
 唐突に呼び止められ、きょとんとしていた赤い瞳に、さっと理解の光が過ぎったようだった。
「…………」
 教師相手だろうと滅多なことでは表情らしい表情も浮かべてみせない淡白な視線だが、薄く笑みすら浮かべた風にも見える。
 ケンスケは何ら、促してやったわけではない。
 ただレンズを向けて、しゃがみがちになった低い姿勢からカメラを構えてみせただけだ。
 それでも、すっと踊り場から向き直って完全に逆光を背負った少女は、その物静かな普段に相応しい静々とした所作で、スカートの裾を摘み上げてみせたのだった。
 お洒落をすれば見違えるほどの美少女ぶりを発揮することだって簡単なのだろう、端正な顔立ちをレンズに固定させて、
『……こう?』
 とでも言うかの風情で。
 スカート裾を持ち上げていく手を、まばゆい太腿が付け根近くの危ういところまで行ってしまっても、止めないまま。
 そのまま躊躇もなく。年頃の女の子だというのに何の飾り気もない、洗いざらしの白いショーツに包まれた股間が見えるまで捲くり上げて。
 しまいには、ついと伸ばした白魚のような指先にクロッチの部分をのけさせ、負けないぐらいの純白に見える素肌をした隠された聖地を、一筋の割れ目をカメラに収めさせてやったのだった。

◆ ◆ ◆


「大したタマしてると思うよ」
「……なんとなく分かるけれどもね。それ、レイのことよね? 話の流れからいって」
 分かりにくい言い回しだわと、少しばかり水を差されたように素に返った目つきを振り向かせてくる。ドイツ国籍の惣流・アスカ・ラングレーの火照った放課後の顔の横に、ケンスケは手のひらを添えた。
 茜色に染まった部屋に溶け込むかの紅茶色をした髪を手櫛に絡ませながら、その唇を奪う。
「――ンッ」
 すぐにアスカも舌を絡ませて応戦してくる。
「んっっ」
「ぁン、ン、ンン゛……」
 息が続かなくなるまで貪りあって離した口元と口元の間には、唾液の糸すらが伸びた。
「ほら、相田……っ」
 情熱的な舌遣いを披露してみせたアスカが、次はこちらの方でと言わんばかりに腰を巡らせて寄越す。
 西洋の血なのだろう発育の進んだ躰をしている彼女だ。メリハリのあるプロポーションを隠していたジャンパースカートを脱ぎ捨ててしまえば、きゅっと引き締まった細腰からヒップまでのラインが猫科を彷彿とさせるしなやかさで。肉の薄い中学生女子の尻肉を挑発的に揺らし、双臀のあわいの先に覗き込める一番密やかな場所で同級生のガチガチ勃起を受け入れているのをぐいぐいと、避妊具越しにも堪らない刺激を与えてくるのである。
「おっ」
「ほ〜ら、相田ってばぁ」
 ケンスケの父親が滅多に帰宅しないのを良いことに、この家で最大の画面サイズであるリビングのテレビ前で始められた10代同士での早熟なセックスは、ソファーに並んで座っていたところからなし崩しの後背位。
 ソファーに肘を突いているアスカの胸元には、ブラジャーからもこぼれ落ちてしまった乳房が揺れ弾んでいるが、それは今はケンスケのというよりもアスカの主導するリズムに乗ってだった。
「大したタマは、こっちもだよな。綾波が捕まえててくれてるからって、安心感か? 堂々と俺なんかの家まで来てさ」
 そろそろ主導権を奪い返そうかという気配を見せてケンスケが後ろからアスカの膣を突き上げると、『ンンん――……ふぅ、ぅウフフフ』と、喉奥から笑いやら嬌声やらを一纏めにしたかの声を立てて、美しい少女は色っぽく紅潮させた目元を綻ばせた。
「そこは気を使いなさいよ、アンタ」
 背後からケンスケが抽送した時、最初に小突いてしまうあたりが気持ち良いらしい。あんっ、あんっと可愛らしい喘ぎを盛んに繰り返しているアスカは随分と上機嫌な顔。
 ケンスケの方の快感にも繋がるよう、彼女の方からテクニックらしきものを弄してくる。
 足の指がきゅっ、きゅっと連動して力み返ってしまうぎこちなさながら、媚肉の締め付けをコントロールしてみせようとするぐらいに協力的だ。
「ああ、今アイツってばレイに独り占めされてるんだなぁ……っていう、その行き場のない憤りとか、寂しさみたいなもの――んぁンンンーッ!? ……っッ、なのよ!」
 調子のいい台詞に苦笑したケンスケが淫らな蜜に濡れそぼった場所へ指をやって、アスカの雌蕊を剥いてやった。その刺激に思わず声を震わせたのを、真っ赤になってご魔化す語尾は、不必要に強い勢いの言い切り方で。
 軽く睨んでくる金髪碧眼の美しい同級生を、乳房を丁寧に揉んでやることで宥めて、ケンスケは一度精を放った。
 あくまで、アスカの攻勢に参りましたという体でだ。

 若い、セックスの良さを覚えたての少年少女である。ゴムを交換しての二回戦もそのままのソファで、互いに見つめ合う正常位に移行し続けられていた。
「あの、馬鹿シンジ……。今ぐらいだと、下手っぴにリードしようとしてあの子の服を脱がせるのに大汗かいてるぐらい、かしらっ……?」
 期せずしてアスカとケンスケの視線の動きがシンクロする。
 ちらっと横目に見やった大型の壁掛けテレビには、ケンスケのカメラから繋いだ画像が大映しだった。
 つい数時間前の校内で撮った、学年2トップ美少女の片割れである綾波レイの性器露出シーン。色素の薄いピンク色をした淫唇の内側が、アルビノ美少女自身の指先でくぱぁと拡げられている一枚。
 撮影に使われたのはコンパクトな薄型であってもケンスケの選んだ機種である。性能は確か。
 つるりとした初々しい印象の二枚花弁やクリトリス包皮であるとかの細かな部分までもがくっきりと、あまりに赤裸々に鮮明だった。
 同性であり、決して良い感情を持っているわけではないアスカであっても頬が熱くなるのを自覚してしまうほどだ。
 中学二年のこの歳であればあってしかるべき発毛も見られない、その部分の眺めに見て取れる幼さ、未成熟さと。向けられたカメラレンズにスカートの前を片手で持ち上げて、自ら進んでちんまりとした膣口すら見えやすくして差し出しているポーズの大胆さ、卑猥さ。
 この透けるような髪の色に肌の色と、無垢なばかりの雰囲気でいるレイの、ひどく無口なのが知られている校内イメージからすれば驚愕モノだろう。
 ところがその実、今まさに彼女と初心者マークの付いたベッドインを演じているのに違いない少年の知らない場所では――また別の少年とも繰り返し淫らな行為に及んでいる。
 自分だけの恋人だと信じ切っている少年の、その友人とだ。
 何も知らないような顔をして、随分と過激で変態的なプレイにだって応じてしまっている。
 こんな、可憐なと言っておかしくない清らかな見た目をした秘部で、繰り返し繰り返し浮気相手である変態少年のペニスを咥え込んでいる――。
 その背徳的な事実を知っていれば、アスカだってライバルの丸出し女性器ご披露ポーズに変な興奮を覚えてしまい、ごくりと生唾を飲んでしまうのだ。

「……アンタ、あの子の写真……今どれぐらい溜め込んでるのよ」
 そのまま答えるとするなら、「いっぱい」としか言いようがない。そんなことはこの意地っ張りな少女だって百も承知のはずだ。
 自分だってたいして変わらないのだから。
「はっきり訊けよ、惣流」
 ケンスケは少女のピンと固くなった乳首をいじりながら、耳元でニヤニヤして囁いてやった。
「お前が気にしてんのはさ、こないだ買ったアレだろ? 綾波があれを使ったトコ、俺に撮らせたかってことだろ?」
「…………」
 都合が悪くなると黙り込む。
 実はこれは一人の少年を挟んで反目し合う、二人の見た目も性格も対称的な少女たちの、共通して見せる態度だった。
 そういうとこ、可愛いよな。
 ケンスケはそれだけ言って立ち上がった。
「……あん、もうっ」
 髪と同じ色をした薄い繁みに粘ついた滴りを落としてアスカの中から引き抜かれていった、少年のペニス。
 唇を尖らせたアスカは、『来いよ』と言い残すなりさっさとリビングを出ていってしまった彼に、慌てて床に散らばったブラジャーやショーツ、制服を拾い集めて、真っ白なヒップをぷりぷりとさせながら追いすがったのだった。

 ジャーッという水道の勢いの良い音が聞こえてきた方向は、ケンスケの家の洗面所だ。
 三脚だのの撮影機材や大量のディスクと雑誌、無造作に置かれたバッグや箱の中にアスカも使われた変態プレイ用の道具を詰め込んでいる少年の部屋の方ではなかった。
 行ってみれば、給湯器を操作してお湯を洗面台に張ったケンスケが、その中でシャンプーボトルに似た容器を温めている。
「綾波もきつがってたし。やっぱヌルヌルにしといた方がさ」
 アスカがまだ何だともどうしたいとも言わない内に、「そういう場面」での潤滑剤に使うラブローションの準備を進めるケンスケは、続けてごそごそと取り出した透明樹脂製のそれもまた、お湯に漬けてしまった。
 少女の見ている前で確認させるように改めてしっかりと洗ってみせて、そして『ほら』と。
 まっ平らな底面からにょっきりと卑猥な造形でそそり立つ、それは大人の男性だとこんなにもなるのかという雄々しい模造ペニスだった。
「――ッ」
 だが拾い集めた服を抱えた腕をそのまま、全裸の自分を庇うかの後ずさりでアスカが思わず怯んでしまったのは、十四歳の大人になりきらない秘唇に埋めてしまうには覚悟が要るだろうという、大サイズに対してではなかった。
「綾波はもう撮らせてくれたんだけどさ、惣流は――」
 どうする?
 さっきまでアスカを組み敷いて、発情した猫のような鼻息で乱れさせていた股間をそのままそそり立たせながら、そう言ってケンスケが突き出してくる。
 それをアスカが受け入れてしまえば、彼女の普段一番に秘めている繊細な場所は、さぞかし大きく割り拡げられてしまうことだろう。拡張されてしまうだろう。
 限界以上に口いっぱいで頬張るような具合だろうか。所謂、「下の唇」で。
 そしてものは透明樹脂製。
 綺麗に平面が出ている底部分を突き出す格好で股を拡げさせられてしまえば、透き通った模造ペニスの幹は一切を隠すことなく視線を透過させて、アスカの膣内隅々にまで届かせてしまうのだ。
 なにもかも露呈させられてしまう。
 通常では視線の届かない奥底までを見られてしまう。
 ガラス瓶に入った中身を外からは存分に眺めることが出来るのと同じに、その逆で。透明ディルドをぶすりと挿れられてしまったアスカの性愛器官は、媚肉の襞々のすべてから奥底までを、下手をすれば子宮の入り口までもを丸出し同然に。
 そんなところを、撮られてしまう。
(嘘……)
 思い浮かべてしまった自分自身のあまりに無様なその痴態に、アスカは立ち竦んでしまう。
 しかし同時に分かってしまっていたのだった。
 数分後の自分は、間違いなくこの暴威さえ感じられる卑猥な玩具を陰唇に飲み込ませることに必死になっていて。そして脂汗を流して身悶えしながら、羞恥の目眩に苛まれるのと同時に、ケンスケのシャッターを切る音でアクメさえ覚えてゾクゾク打ち震えてしまっているのだと。
 
「ほら、惣流。ヌルヌルにしちまうし、風呂使うからさ。服はそこ置いとけよ」
 洗面所の入り口に立ち尽くすアスカの肩を横から抱いて、やんわりとケンスケが指示をする。
 そうされるとアスカは、ああ……と声を震わせるのみで、素直に言われた通りにしてしまっていたのだった。
「綾波でも結構我慢出来なかったみたいでさ。声が響いちゃうだろ? 風呂、タイル張りだし。いくら窓閉めてるからってさ」
「んぅ、ぅ゛――」
 タオルを口に突っ込まれ猿轡代わりにされてしまうと、吐き出しもせずに黙って咥えていた。
 それじゃと言われ、はじめようかとヒップを一撫でされた。その時にはもう内腿は付け根からびしょびしょと秘所に染み出した興奮の徴でお漏らし同然になってしまっていて。
 愛撫とも言えないその程度の軽い刺激だけでも、アスカの背筋には電流じみた快感が駆け抜け、疼きのひどい下腹部を貫かれてしまっていたのだった。
(私……)
 ああと、あぁぁとガタガタ肩を震わせて。
(あたし、アタシってば……!)
 これ以上なくツンと尖らせた両胸の先端と、秘唇のクリトリス。乾ききった口の中で噛みしめる、自分の家とは違う洗濯の名残りが感じ取れるタオルの匂い。
 アスカは結局はそのままケンスケが敷いたバスマットの上へ、へたり込む格好でお尻を着けた。
 大きく股を開かされ、両腕を後ろに突いて体を支えて。
 すぐに、
「ン゛ッ、ン゛ン゛ッッ! ン゛ッ、ン゛――!!」
 声にならない咽び泣きを、声にならないのがむしろ幸いだとばかりに止めどもなく泣き喚いて、身を捩って。熟れきらない二つの乳房を揺さぶり、華奢な肢体でのたうちつつ。遂には成し遂げてみせたのだった。
「アハッ、ハハッ、はははッ! すげーよ、惣流! お前のマンコ全開だぜ? 丸見えだって、ホント! それでピュッピュ、ピュッピュ飛ばしてコレ……潮吹きってやつだったり? すげぇ、凄ぇってお前! ド変態じゃねぇの!!」
 朦朧としている壱中きっての白人美少女は、大股開きのM字開脚ポーズ。力んだ腿の内側にはピクピクと痙攣じみた引きつりが浮かぶ。
 日本人の女の子とは風情の異なる赤毛のアンダーヘアが飾る性器には、串刺しにする成人女性用の大型ディルド。
 ただただその過大な存在感に引き裂かれんばかりになっている、喘ぐよう波打つ下腹部と、
「ンヴッ、ヴゥ……ゥ、ゥヴヴ……ッ。ンヴッ、ンン゛ン゛ン゛ン゛……!」
 羞恥なのか、苦悶なのか。それとも度の過ぎた快楽でなのか。意識も切れ切れかという程の、虚ろになったアスカの美貌だ。
 ぷつぷつと額に浮いた脂汗が、幾粒も鼻筋を流れ落ちていく。
 わけのわからない感情、感覚、官能に打ちのめされるあまり、堪えるだけで精一杯という涙で頬を濡らした彼女には、笑い転げる勢いでシャッターを切るケンスケの姿なぞ、もう視界に入ってはいなかったのだった。





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