しょー ますと ごー おん の感想

 私がお話を読ませていただいた時の感想は、お話の内容はもちろんなんですけど文体というか、文そのものについて述べていることも多いかと思います。すみません、私は(自分の書いたものははるか棚にあげ)文そのものにすごく目がいくタイプなのです。何げない言葉の使われ方に「美しい!日本人に生まれてよかった!」と思うタイプです(笑)。


 いつも述べてしまっているのですが、といきゃっとさんの書かれる文章は柔らかいな、と思います。そして文章の柔らかさ暖かさそのままにほんのりと心を暖めてくれるようなお話を書かれることが多いんですけど、ノンノンノン!(いきなり)もちろんそれだけではないのです。
 といきゃっとさんはこの柔らかな文章で切ない描写をされたり、厳しいことを描いたりもされていて、それがすごいなあと感心してしまうのでした。厳しいというのは・・・例えば「あず ゆー うぃっしゅ」のレオンに見せたハイネルの厳しい面だったりするのですが。でもそういう厳しさも文章がキレイで柔らかいので、ハイネルという人の優しさがそうさせているんだということが更によく伝わってくるんですよね・・・うっとり。って違う話の感想までいれちゃってすみません!(笑)もし私が同じネタで書いたら確実にハイネルは単にイヤミなヤツになってましたよホントに!(笑)といきゃっとさんハイネルだからこそ厳しさの中に優しさが見える、あんなにキレイなハイネルなのです!力説。

 というわけで(?)「ろくさーぬ」はといきゃっとさん作品の中ではある意味異質な、優しさの中に切なさが、美しさの中に孤独さが入り込んでいる作品なのでした。といきゃっとさんの筆は優しいから切なさがしんしんと胸に降り積もるようで心に沁みるんですよね・・・。
 ハイネルが心が麻痺してしまうまで精神的に疲弊し、何もかもを諦めという名の無気力で投げ出してしまいそうになった時に出会ったジャッキー・グーデリアンという人物が彼にとってどんなに優しく暖かくいとおしく、焦がれる存在なのかがとてもよく伝わってきました。このお話のハイネルには透明感があって、この時期だということもあいまって雪を連想させます。
 とてもキレイな印象なので、それだけに切なくてかわいそう・・・。

 叙情的で物悲しいんですけど、とてもきれいなお話だと思います。リンクさせていただけてとてもうれしかったです。
 といきゃっとさん、本当にありがとうございました!このページはそのまま閉じてしまって下さいませ。