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「夢でマウントフジにタカが2羽ナスを3つくわえて飛んで行くとハッピー?ヘイちょっと待ってタカが2羽なのにナス3つって、どういうことデスカ?」
「どうもこうもあるか、夢なのだから気にすることもあるまい」
「いくら夢だからって変だろハイネル、だいたいなんでタカがナスなんかくわえるんだよ?日本のタカはベジタリアンか??」
「うるさい男だな、現実にありえないことが起きるのが夢だろう!お前だって今朝私の夢の中で、」
「え?!俺がハイネルの夢に出たの??」

顔はパソコンの画面に向けたまま、ハイネルの眉が上がる。
つぐんだ唇の形は、滑った口を閉ざそうとしているようだ。

ハイネルの夢に自分が出て来たと言われたら、
それは喜ぶべきことなんだろうかと思いつつ、

「でも俺その時なにしたか知らないし」
「当たり前だ。私が見た夢なのだから、お前に分かる訳がなかろうが」

それはそうなんだけど。
せっかく夢でもハイネルに会えたのなら、

俺よ、
俺であるならば、

その様子を俺に中継するくらいの根性を見せろ。

と思う。
だって気になるじゃないか。

「なア、俺だってなにしてたんだ?」
「そんなことイチイチ覚えていられるか!私は忙しいのだ!!仕事の邪魔だ、帰れ」

なんて部屋を追い出されるほどのコトって、

いったいなんだろう?

って。
でも。

答えは教えてもらえなくても構わない。

マウントフジにベジタリアンなタカなんて、もう飛ばせない。


寝ても覚めても俺がハイネルのそばにいる。




 稲荷さんが、お正月にふさわしいお話を書いて下さいました!
 このお話を読ませていただくと、毎回こんなにグーに一途に思われているハイネルがうらやましくてたまらなくなってしまうのでした・・・(笑)。
 今回のお話で個人的に好きなところは、何と言っても夢に出てきた自分に対して俺なんだから夢の中のハイネルを俺に伝えるくらいの根性を見せろ、と理不尽な(笑)ことを言ってるところです。グーかっこいい・・・・。グーだからこそこういうセリフを言っても似合うし許されますよね。・・・・すみません、このシリーズについて私が語るとグーのことばかりに!(笑)

 稲荷さん、新年にふさわしい、読むととても幸せな気持ちになれるお話をありがとうございました!


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