新型券売機が使用開始
1999.12.18


 12月16日から、梅田駅茶屋町口に設置された新型券売機の使用が開始されました。
 初日ということもあり、券売機の横には利用方法を記したちらしが置かれ、案内のための駅員が一人はりついていました。
 この券売機は、17日からは河原町、高槻市、茨木市などの主要駅でも使用が開始されました。また2000年度から2001年度にかけて、天六以外の全駅に設置される予定です。
 この新型券売機が旧来機と異なる点は、以下の通りです。

・液晶タッチパネルを採用。
・通勤・通学継続定期券の発売機能。
・定期券購入用乗車証の払い戻し機能および、同乗車証復券の発券機能
・大人用5000円ラガールカードおよび、子供用2500円カードの発売機能
・発行されるラガールカードは、旧来の熱破壊方式から感熱発色方式に変更。また、スルッと
KANSAI他社のカードでも採用されている磁気バーコード(カード裏面右下のでこぼこ)のエンコードに対応。
・ペルソナカードでの定期券購入が可能(現在のところは梅田のみ)。
・デビットカードでの定期券購入が可能(2000年3月6日より)。
・デビットカード・ペルソナカード使用時の暗証番号を入力するためのテンキーを設置。
・上記テンキーを使用して、普通券を購入することが可能。
(これは、視覚障害者等でも新型機を利用出来るようにするための機能。
JR西日本の券売機のようにタッチパネルだけだと、点字に対応できないため、視覚障害者が利用出来ない)
 具体的には、テンキーに一度触れると音声での案内が流れるので、この案内に従って、テンキーで金額を直接入力することにより、阪急線内の普通乗車券が購入可能。(他社連絡券は購入不可)
・千円札以外に、五千円札・一万円札にも対応。紙幣は最大二十枚までを、重ねて投入可能。また、二千円札にも対応予定。
・硬貨をまとめて投入することが可能。
・大人二枚、子供三枚などの、大人券と子供券の組み合わせが一回で発券可能。これにより、家族連れなどでの切符購入の手間が軽減される。
・乗車券用のロール紙を、旧来機の30ミリ幅ロールから、58ミリ幅ロールに変更


 また新型券売機の利用開始にともない、梅田駅定期券売り場に設置されていた自動定期券発売機は、16日より使用が中止されました。今まで、この機械では
JCBVISAの各クレジットカードが使用できましたが、新型券売機では使用できません。このため、梅田駅定期券売り場の窓口で、この二種のカードでの購入が出来るようになりました。
 また、これにあわせて、定期券購入書の書式が一部変更されています。

 
新型機で購入したラガールカード    同 裏面 

   
普通乗車券 上/旧来機 
下/新型機 
   



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1999年12月18日 saiin@mbox.kyoto-inet.or.jp