5300系標識板車
1999. 3.16


 京都線を走る5300系には、標識板車と、表示幕設置改造車とがあります。

 5300系の標識板車の前面には、一応、左上に表示幕があるのが判ると思います。この表示幕は手動式で、堺筋線に乗入れる運用の時のみ使用されます。阪急線内のみの運用の場合は、この手動表示幕は使わずに標識板をつけて走ります。

標識板車   表示幕改造車
標識板車(1999. 1.16 梅田)   表示幕改造車(1998.12.22 西向日)

 
ところが今日、梅田駅で、19時7分発正雀行の編成(八両)が、この手動表示幕を使っているのを見ました。しかも先頭車(5405)は表示幕、最後尾(5304)は標識板という、何とも珍妙な光景でした。
 珍しいと思ったのは私だけではないらしく、二、三人の人が写真を撮っていました。私は、ああ何たることぞ、残念ながらカメラを持っていなかったのです。

 梅田駅一号線の、八両編成先頭車用の標識板入れについている表を見てみると、たしかに正雀行の標識板は用意されていないことが判りました。しかし同じホームの六、七両編成先頭車用の標識板入れには用意されているはずので、そこから借用すればいいような気もします。あるいは、その標識板も正雀に行ってしまっていたのかもしれません。もっともこの表、リストに通勤特急が残っていたり、最後尾の標識板入れにだけ書いてある種類があったりするので、どこまであてになるのか判りませんが。



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1999年 3月16日 saiin@mbox.kyoto-inet.or.jp